-
1/25
-
2/251978年の「フォルテ」の登場以来、全世界で累計560万台が販売されてきた三菱のピックアップトラック。新型「トライトン」は6世代目のモデルであり、従来型から内外装、シャシー、ラダーフレーム、エンジンとすべてが刷新された。
-
3/25ボディーサイズはベースグレードの「GLS」で全長×全幅×全高=5320×1865×1795mmと、まさに特大。さらに「GSR」(写真)ではルーフレールやオーバーフェンダーなどが付く都合で、同=5360×1930×1815mmに拡大する。
-
4/25インテリアは上級のSUVと比べても見劣りしない上質なもの。6スピーカーのオーディオやナビゲーションシステム、USBポート、左右独立温度調整式フルオートエアコンと、ひととおりの快適装備も標準で備えており、またコネクテッドサービスにも標準で対応している。
-
5/25登録区分は1ナンバー(普通貨物自動車)。車検証上の最大積載量は500kgとされているが、これは「保険料の区分などを考慮してそうしたもの」とのこと。当然ながら、実際にはそれ以上の積載量にも耐えられる設計となっている。とはいえ、日本で500kg以上の荷物を積んだら法律違反なので、重量オーバーはダメ、絶対。
-
三菱 トライトン の中古車webCG中古車検索
-
6/25ドライブモードは「NORMAL」「ECO」「GRAVEL」「SNOW」「MUD」「SAND」「ROCK」の7種類で、スロットルレスポンスやトラクションコントロール、6段ATの制御に加え、ブレーキ式のヨーコントロールやブレーキLSDなどの制御も変化する。
-
7/25センターコンソールに備わる「ドライブモード」の切り替えボタンと、ダイヤル式のトランスファーのコントローラー。リアデフロックのボタンはダッシュボード側、空調パネルの下に備わる。
-
8/25駆動システムの状態によって選べるドライブモードは異なる。「NORMAL」のみすべての状態で選べるほか、「2H」では「ECO」が、「4H」では「GRAVEL」と「SNOW」が、「4HLc」では「MUD」と「SAND」が、「4LLc」では「ROCK」が選択可能となる。
-
9/25「SNOW」では2速発進がデフォルトとなったり、「SAND」「MUD」では泥をかくためにトラクションコントロールを弱めたり、「ROCK」ではブレーキLSDを素早く強力に利かせたりする。こうした制御の“振れ幅”が大きくなったのも、新型「トライトン」の特徴だ。
-
10/25シート表皮は「GSR」がオレンジステッチ入りのブラックレザーで、「GLS」がブラックのファブリック。ともに前席にはシートヒーターが装備される。
-
11/25後席も至極快適で、ピックアップトラックと聞いて想像するような突き上げ、振動はない。後席用エアコンはないが、リアサーキュレーターが標準で装備されるのもうれしい。
-
12/25リアのリーフスプリングはバネの枚数を5枚から3枚に減らし、摩擦抵抗を抑えることで快適性を向上。いっぽうで、アームの役割も果たすいちばん上のバネについては、板厚を増して剛性を強化。耐久性と操縦安定性を高めている。
-
13/25最小回転半径は6.2m。狭い日本でも、片側2車線の道路でなら、切り返しなしにUターンができるという。
-
14/25ホイールの色は「GSR」がブラック、「GLS」がグレーメタリック。タイヤサイズは265/60R18で、試乗車は舗装路で乗ったものが「ヨコハマ・ジオランダーA/T G94」を(写真)、オフロードで乗ったものが「ダンロップ・グラントレックAT25」を装着していた。
-
15/25最高出力204PS、最大トルク470N・mを発生する2.4リッター直4ディーゼルターボエンジン。日本仕様には、「トライトン」に用意されるエンジンのなかでも特にアウトプットの大きいものが採用された。
-
16/25荷台の寸法は、奥行きが1470mm、幅が1525mm(ともに「GSR」の数値)。バンパーの左右縁は、足をかけて乗れるほどの広さと強度を備えており、またGSRでは荷台を汚れや傷から守るベッドライナーが標準で施工されている。
-
17/25電動のハードトノカバーやキャノピーなど、ピックアップトラックならではの純正アクセサリーも豊富に用意される。カーゴスペースを仕切れるアタッチメントやインナーフックも駆使して、オーナーにはぜひ広大な荷室を使い倒してほしい。
-
18/25三菱トライトンGSR
-
19/25
-
20/25
-
21/25
-
22/25三菱トライトンGSR
-
23/25
-
24/25
-
25/25

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
三菱 トライトン の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”【試乗記】 2025.9.12 レースやラリーで鍛えられた4WDスポーツ「トヨタGRヤリス」が、2025年モデルに進化。強化されたシャシーや新しいパワートレイン制御、新設定のエアロパーツは、その走りにどのような変化をもたらしたのか? クローズドコースで遠慮なく確かめた。
-
トヨタ・カローラ クロスZ(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.10 「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジモデルが登場。一目で分かるのはデザイン変更だが、真に注目すべきはその乗り味の進化だ。特に初期型オーナーは「まさかここまで」と驚くに違いない。最上級グレード「Z」の4WDモデルを試す。
-
ホンダ・レブル250 SエディションE-Clutch(6MT)【レビュー】 2025.9.9 クラッチ操作はバイクにお任せ! ホンダ自慢の「E-Clutch」を搭載した「レブル250」に試乗。和製クルーザーの不動の人気モデルは、先進の自動クラッチシステムを得て、どんなマシンに進化したのか? まさに「鬼に金棒」な一台の走りを報告する。
-
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】 2025.9.8 「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。
-
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】 2025.9.6 空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。
新着記事
-
NEW
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(後編)
2025.9.14ミスター・スバル 辰己英治の目利き万能ハッチバック「フォルクスワーゲン・ゴルフ」をベースに、4WDと高出力ターボエンジンで走りを徹底的に磨いた「ゴルフR」。そんな夢のようなクルマに欠けているものとは何か? ミスター・スバルこと辰己英治が感じた「期待とのズレ」とは? -
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】
2025.9.13試乗記「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。 -
トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”【試乗記】
2025.9.12試乗記レースやラリーで鍛えられた4WDスポーツ「トヨタGRヤリス」が、2025年モデルに進化。強化されたシャシーや新しいパワートレイン制御、新設定のエアロパーツは、その走りにどのような変化をもたらしたのか? クローズドコースで遠慮なく確かめた。 -
新型スーパーカー「フェノメノ」に見る“ランボルギーニの今とこれから”
2025.9.12デイリーコラム新型スーパーカー「フェノメノ」の発表会で、旧知の仲でもあるランボルギーニのトップ4とモータージャーナリスト西川 淳が会談。特別な場だからこそ聞けた、“つくり手の思い”や同ブランドの今後の商品戦略を報告する。 -
思考するドライバー 山野哲也の“目”――BMW M5編
2025.9.11webCG Moviesシステム最高出力727PS、システム最大トルク1000N・mという新型「BMW M5」に試乗した、レーシングドライバー山野哲也。規格外のスペックを誇る、スーパーセダンの走りをどう評価する? -
日々の暮らしに寄り添う新型軽BEV 写真で見る「ホンダN-ONE e:」
2025.9.11画像・写真ホンダの軽電気自動車の第2弾「N-ONE e:(エヌワンイー)」の国内販売がいよいよスタート。シンプルさを極めた内外装に、普段使いには十分な航続可能距離、そして充実の安全装備と、ホンダらしい「ちょうどいい」が詰まったニューモデルだ。その姿を写真で紹介する。






























