-
1/20
-
2/202024年6月に発売を予定しているホンダの新型「フリード」。2016年に登場した2代目フリードは、モデル最末期ながら2023年度の登録車国内販売ランキングで10位の売り上げを記録した人気モデルで、ホンダの国内市場においては軽自動車の「N-BOX」に次ぐ販売台数を誇っている。
-
3/20新型「フリード」のハイブリッドモデル「e:HEVエアーEX」のフロントビュー。開発コンセプトは「“Smile”Just Right Mover~こころによゆう 笑顔の毎日」。“Just Right=ちょうどいい”というコンセプトは初代から変わらない。
-
4/20コンパクトな3列ミニバンというパッケージレイアウト、1.5リッター直4の純エンジンと同ハイブリッドというパワートレイン構成は先代と同様。ただし、ハイブリッドは従来の「i-DCD」から最新の「e:HEV」に刷新されている。
-
5/203代目「フリード」の開発責任者を務めた本田技研工業 電動事業開発本部 BEV開発センターの安積 悟(あづみ さとる)さん。
-
ホンダ フリード の中古車webCG中古車検索
-
6/20デイタイムランニングランプ/ターンシグナルランプを2つ並べ、その下にハイ/ロービームを配置したヘッドランプデザインも新型「フリード」の特徴。写真は右側のターンシグナルランプを点灯させた様子。
-
7/20新型「フリード エアー」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4310×1695×1755mm、ホイールベース=2740mm。従来型よりも全長が45mm延びた。前後フェンダーにクラッディングが追加される「フリード クロスター」は全幅が1720mmとなる。
-
8/20シートは3列とも新設計。現在ホンダではいろいろな法規対応のためにシートのつくりかえが推進されており、新型「フリード」でもその一環として新しいシートを採用したという。
-
9/202列目シートは6人乗り仕様の場合、左右が独立したキャプテンシートとなる。写真はブラックとカーキの2トーンカラーでアクティブさを表現したと紹介される「フリード クロスター」のもの。
-
10/203代目「フリード」の開発責任者を務めた安積さんは、「新型の『クロスター』は、アクティブさや若々しさを望むお客さまに乗っていただいて、先代より(販売)比率を引き上げたい」と抱負を述べた。
-
11/20新型「フリード」のパッケージデザインを担当した本田技術研究所 デザインセンターの田中未来(たなか みく)さん。「シートの軽量化に加え、収納時の回転ピボットの位置を低くして、操作力を大幅に低減しました」と、3列目シートの特徴を説明。
-
12/20田中さんは3列目シートについて「跳ね上げたときの位置も低くなったうえにリアクオーターウィンドウも拡大したので、リアビューミラーや振り返って後方を見たときにも窓をふさぐことなく明るい視界にしました」と、特徴を述べた。
-
13/20中央で2分割される新型「フリード クロスター」の3列目シート。従来型比で左右それぞれ1.3kg軽量化された。3列目シートエリアの室内幅が65mm拡大しているのもトピックだ。
-
14/20シート表皮には、はっ水・はつ油機能のある「ファブテクト」を採用。オレンジジュースをこぼしても(写真)、乾いた布などですぐに拭き取ればシミや汚れ、ニオイが残りづらい加工が施されている。
-
15/20「フリード エアー」のFF車に設定される7人乗り仕様の2列目シート。ベンチシートは、オムツ替えなどの際にフラットな空間がほしいという人に選ばれているという。
-
16/20水平基調でノイズレスな視界を確保したと紹介される「フリード」のインストゥルメントパネル。汚れがつきにくくなる防汚処理が施された「好感触センターパネル」や、キズが目立ちにくいシボ加工のインパネトレーなどの採用も特徴だ。
-
17/20新型「フリード」のインテリアデザイン担当の貝原孝史(かいばら たかし)さん。「今回の開発では、私も含めてメンバーの大半が、フリードのお客さま世代のど真ん中であることがすごく役に立ちました」と語った。
-
18/20貝原さんは「助手席前のリッドはボックスティッシュが収納できるようになっています。ただ入るだけでなく、縦に入れればさらにほかのものも収納できる空間が残りますし、斜めに入れれば取り出しやすい角度になります」と、グローブボックスの機能を紹介。
-
19/20センターコンソールには、シフトレバーとサイドブレーキのスイッチ、エアコンのコントロールパネルなどが機能的に配置されている。
-
20/20新型「フリード」では写真の「ソニックグレー・パール」を含む、全9色のボディーカラーをラインナップ。「クロスター」(写真)は、専用のフロントグリルやロワーガーニッシュ、フェンダーのクラッディング、ルーフレールなどでアウトドアテイストが演出される。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
ホンダ フリード の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】 2025.9.19 プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。
-
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】 2025.9.17 最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。
-
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.16 人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
ランボルギーニ・ウルスSE(前編)
2025.9.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「ランボルギーニ・ウルスSE」に試乗。時代の要請を受け、ブランド史上最大のヒットモデルをプラグインハイブリッド車に仕立て直した最新モデルだ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT ABS(6AT)【レビュー】
2025.9.20試乗記日本のモーターサイクルのなかでも、屈指のハイテクマシンである「ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT」に試乗。高度な運転支援システムに、電子制御トランスミッション「Y-AMT」まで備えた先進のスポーツツアラーは、ライダーを旅へといざなう一台に仕上がっていた。 -
あの多田哲哉の自動車放談――ポルシェ911カレラGTS編
2025.9.19webCG Moviesトヨタ在籍時から、「ポルシェ911」には敬意を持って接してきたというエンジニアの多田哲哉さん。では、ハイブリッド化した911にどんなことを思ったか? 試乗した印象を存分に語ってもらった。 -
メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ
2025.9.19画像・写真2025年9月19日に国内での受注が始まった「メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ」は、販売台数5台限定、価格は5700万円という高級サルーン。その特別仕立ての外装・内装を写真で紹介する。 -
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか?
2025.9.19デイリーコラム中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか? -
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.9.19試乗記プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。