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2/292023年6月に発表された「ロールス・ロイス・スペクター」。市販モデルとしてはロールス・ロイス初のBEVである。
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3/29伝統的に幽霊や精霊を示す言葉を車名に用いてきたロールス・ロイス。「スペクター(SPECTRE)」も英語で幽霊・妖怪を指す言葉で、ロールスでは過去にデモカーや実験車両のコードネームとして用いてきた。
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4/29他のロールス・ロイス車と同様、内外装の仕様は細かくオーダーが可能。試乗車は車体色が「モルガナイト&ガンメタル」のツートンとなっており、内装は「グレースホワイト」「アーデントレッド」「ピオニーピンク」の3色で構成。インストゥルメントパネル等にはチューダーオークのベニヤが用いられていた。
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5/29歴代ロールス・ロイスのなかでも最も幅が広いとされる「パンテオングリル」。エクステリアデザインはモダンなロールスの文法にのっとったものだが、空力性能向上のために各部の形状がつくり込まれている。
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6/29サイドビューでは、トップからリアまでシームレスに続くルーフラインや、モダンなヨットに着想を得たという下部サイドの“ワフトライン”などが特徴。空気抵抗係数を0.25に抑えるなど、エアロダイナミクスも優れている。
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7/29ロールス・ロイス伝統のボンネットマスコット「スピリット・オブ・エクスタシー」も、実に830時間もかけて空力的な特性を煮詰めたという。
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8/29ガラスエリアをぐるりと囲むモールディング。こうした細部の美しさ、精度の高い組み付けなどにこそ、職人の手になるロールス・ロイスのクルマづくりの神髄が表れている。
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9/29夜空を模して光ファイバーが組み込まれた「スターライト・ヘッドライナー」。製作は完全に手作りで、流星や実際の星座などを組み込むこともできる。
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10/29インテリアの意匠や操作系の設計は、基本的にエンジン車の「レイス」などと共通。ドライバーに煩雑な操作を求める、シフトパドルなどは装備されない。
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11/29コラムから生えたシフトセレクターも丁寧にレザーでラッピング。エンジン車のATに見られる「L」レンジにかえて、回生ブレーキの利きを強める「B」モードのスイッチが備わる。
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12/29エアコンやインフォテインメントシステムの操作パネルは、近年のロールス・ロイスではおなじみのもの。コンソールボックスには2口のUSB Type-Cポートが備わっていた。
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13/292枚のドアは前開き式で、手が届かなくとも電動で開閉が可能。車内空間はご覧のとおりの上質さで、フロアには土足で上がるのがはばかられるような深い起毛のカーペットが敷かれていた。
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14/29分厚いフロントフェンダーパネルの内側には、これもロールス・ロイスではおなじみのアンブレラ(傘)が装備される。
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15/29車体には「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」と呼ばれるアルミ製スペースフレームを採用。フロアに積まれるバッテリーモジュールを車体構造と一体化させることで、既存のモデルより30%高いボディー剛性を実現している。
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16/29足もとには、これが「約100年ぶりの採用」とされる23インチのホイールを装着。タイヤはBEV用の「ピレリPゼロELECT」で、シーリング剤が仕込まれている。
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17/29リアシートは乗員を包むような、サイドパネルと一体となった背もたれのデザインが特徴。左右セパレート式の2人乗りとなっている。
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18/29リアシートを左右に仕切るセンターコンソール。運転席/助手席が主役のクーペでありながら、きちんと後席用のエアコンも装備される。
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19/29長大なボンネットの下はご覧のとおり。フロントトランクは設けられておらず、美しい金属パネルでふさがれていた。
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20/29「SPIRIT(スピリット)」 と呼ばれるデジタルアーキテクチャーの採用もトピックのひとつ。車内でもリモートでも対話に近いかたちでの音声操作が可能なほか、ロールス独自のアプリ「Whispers」を介して、さまざまな情報を得、サービスを受けることができる。
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21/29リチウムイオンバッテリーの容量は102kWh。出力195kWのDC急速充電器を使えば、残量10%の状態から約34分で80%まで回復できるという。
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22/29丁寧にカーペットが張り込まれたトランクルーム。見た目に上質なだけでなく、荷物に優しく、耐傷性も強そうだ。
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23/29高い静粛性や意のままに操れるパワートレインに加え、「プラナーサスペンションシステム」の採用による快適な乗り心地と高い操縦安定性も魅力。ロールス・ロイスがつくるとBEVはこうなるのかと、感嘆させられる一台だった。
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24/29ロールス・ロイス・スペクター
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渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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