-
1/16
-
2/16ヤマハが“スポーツヘリテージモデル”と紹介する「XSR900 GP」。ヤマハ正規ディーラーのなかでも、専門店のYSPおよびアドバンスディーラーのみで販売される「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」に属するマシンだ。
-
3/16デザインモチーフは往年のレーシングモデル「YZR500」で、カウルまわりではビス留めで増設されたナックルバイザーまで再現。LED式のヘッドランプは非常にコンパクトで、思わずフロントにゼッケンナンバーを描きたくなる。
-
4/16カウルの上端部とフレームをつなぐステーは丸パイプで製作。アッパーカウル上部に見られる、「TZR250R」(1991年)を思い出させるナット構造や、カウルを固定するベーターピンが泣かせる。
-
5/16フレームは「XSR900」から設計を変更。新設計のリアフレームを採用したほか、ヘッドパイプまわりやエンジン懸架部、ピボット部の締結剛性調整を中心にねじり剛性を強化。コーナリング中の走行安定性を高めている。
-
6/16足まわりには前後ともに同車専用設計のKYBフルアジャスタブルサスペンションを採用。「XSR900」のものと比べると、フロントでは縮み側の減衰が高速・低速の2系統で調整可能となったほか(XSR900は低速のみ)、調整段階も縮み側(低速)は11段から18段に。伸び側は11段から26段に、幅が広げられている。
-
7/16リアサスペンションでは、プリロードアジャスターをカム式(7段)からリモートコントローラー付きの油圧ダイヤル式(24段)に変更。また新たに圧縮の調整が可能となった。調整用のツールは、すべてシート下に収納される。
-
8/16タイヤサイズは前:120/70ZR17、後ろ:180/55ZR17で、試乗車はブリヂストンのハイパフォーマンスタイヤ「バトラックス ハイパースポーツS23」を装着。ヤマハ独自の後方で製造される、軽量なスピンフォージドホイールが組み合わされる。
-
9/16エンジンは「MT-09」や「XSR900」でおなじみの、排気量888ccの水冷3気筒DOHC。トランスミッションには加速中のシフトアップと減速中のシフトダウンに加え、加速中のシフトダウン、減速中のシフトアップにも対応する、最新のクイックシフターが組み合わされる。
-
10/165インチのTFT液晶メーターは、専用のアナログ風タコメーターを含め、4種類の表示デザインを用意。ヤマハの専用アプリやガーミンのナビアプリに対応しており、後者をインストールした携帯端末をつなげば、画面上でナビゲーション機能も使用できる。
-
11/16シート高は835mmと高めで、セパレートハンドルの採用とも相まってライディングポジションはかなりの前傾姿勢となる(オフィシャルサイトの解説を見ると、フルカウルの「YZF-R7」に近い)。購入を検討している人は、ぜひ一度、販売店でご確認を。
-
12/16既定のライディングモードは「SPORT」「STREET」「RAIN」の3種類で、カスタマイズモードも2種類設定が可能。またこれらとは別に、トラクションコントロール、リフトコントロール、スライドコントロール、バックスリップレギュレーターのオン/オフも可能となっている。
-
13/16細かいところでは、フロントのブレーキホースの変更も「XSR900 GP」のトピック。レバーを握り込んだ際のストローク量を吟味し、良好な操作フィールを実現している。
-
14/16デザインだけでなく、走りの面でも往年のレーサーを彷彿とさせるマシンに仕上がっていた「XSR900 GP」。「The Embodiment of Yamaha Racing History (ヤマハレースヒストリーの体現者)」という開発コンセプトに、偽りなしだ。
-
15/16ヤマハXSR900 GP
-
16/16

後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
試乗記の新着記事
-
スズキ・エブリイワゴンPZターボスペシャル ハイルーフ(MR/CVT)【試乗記】 2026.7.8 フロントマスクが変わったのはすぐにお気づきのことと思うが、実は最新の「スズキ・エブリイワゴン」は中身のレベルアップが著しい。内装デザインが刷新されたほか、アダプティブクルーズコントロールなどの軽バンらしからぬ装備も標準化されている。ワゴンの最上級グレードを試す。
-
ポルシェ911 GT3 S/C(RR/6MT)【海外試乗記】 2026.7.7 スポーツカーの水準器「ポルシェ911」に、新たなバリエーションの「GT3 S/C」が登場。サーキット直系の走りとオープンエアの爽快感は、私たちにどんな体験をもたらしてくれるのか? ポルシェのおひざ元である、ドイツのワインディングロードで確かめた。
-
日産リーフB5 X(FWD)【試乗記】 2026.7.6 先に登場した「B7」の容量78kWhに対して、少し控えめな容量55kWhの駆動用バッテリーを搭載する「日産リーフB5」。日常使いをシミュレートしながら、現実的な一充電走行距離や走り、使い勝手を、購入を真剣に検討するカスタマー目線でチェックした。
-
スズキ・ハスラー ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2026.7.4 スズキの軽クロスオーバーモデル「ハスラー」のマイナーチェンジモデルが登場。愛らしいフロントマスクにお化粧直しが施されたほか、先進運転支援装備が一段と充実。さらに走行性能の強化も図るなど、そのメニューは盛りだくさんだ。「ハイブリッドX」グレードのFFモデルに試乗した。
-
スズキ・ジムニーシエラJC(4WD/4AT)【試乗記】 2026.7.3 俺の「ノマド」まだかな? とソワソワしている人が多いかもしれないが、実は既存の「ジムニー/ジムニー シエラ」もひっそりと進化を果たしている。とりわけ大きいのはアダプティブクルーズコントロール(ACC)の搭載だ。シエラの4段AT車でその仕上がりを試した。
新着記事
-
NEW
ベンダ・ナポレオンボブ250(6MT)
2026.7.10JAIA輸入二輪車試乗会2026個性的なバイクがそろうJAIA輸入二輪車試乗会の会場でも、ひときわ強烈な存在感を放っていた「ベンダ・ナポレオンボブ250」。中国からやってきた250ccクラスのクルーザーには、他のこのセグメントのバイクにはない“こだわり”が存分に注ぎ込まれていた。 -
NEW
さらば青きe-BOXER! スバル・マイルドハイブリッドに贈る別れの言葉
2026.7.10デイリーコラムスバルのMHEVがついに販売終了に! 彼らが初めて手がけた電動化ユニットには、どんな特徴があり、どんな役割を果たしてきたのか? 派手な存在ではなかったけれど、13年にわたり頑張ってきたいぶし銀のパワートレインに、独自性を重んじるスバルの矜持を見た。 -
ホンダ・フィット
2026.7.9画像・写真本田技研工業は2026年7月9日、マイナーチェンジした「フィット」を発表した。2020年2月のデビューから6年。グレード体系の見直しや内外装のブラッシュアップなど多岐にわたる変更が行われた最新モデルを写真で詳しく紹介する。 -
第291回: あの衝撃的なラストシーンは2CVで撮影されていた!? 『ヌーヴェルヴァーグ』
2026.7.9読んでますカー、観てますカー1959年のパリで、ゴダールが『勝手にしやがれ』の撮影を開始。脚本もなく演出はその場で指示するという型破りのスタイルに、俳優もスタッフも困惑し現場は混乱を極める。はたして映画は無事に完成するのか……。 -
第969回:裏地に『大脱走』! ピッティ・イマージネ・ウオモと自動車模様
2026.7.9マッキナ あらモーダ!イタリアで開催された世界屈指の紳士モード見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ」を、現地在住の大矢アキオが取材。自動車にまつわるアパレルの最新トレンドを探り、新興ブランドのひたむきさと、老舗の刻んできた年輪に触れた。 -
第59回:待望の2代目「日産キックス」は「ヴェゼル」や「カローラ クロス」に勝てるのか!? 小沢コージが嗅ぎまわる
2026.7.9小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ日産が満を持して「キックス」の新型を発表した。新世代の「e-POWER」を搭載したほか、各部の質感もデザインも先代モデルから大幅に進化しているが、大事なのはライバル車に勝てるかどうかだ。小沢コージが開発リーダーを直撃した。
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキングXSR900 GP