-
1/20
-
2/202024年10月9日に発表されたルノーのクーペSUV「アルカナ」のマイナーチェンジモデル。内外装デザインと採用装備のブラッシュアップが行われた。従来モデルと同じくフルハイブリッド車とマイルドハイブリッド車をラインナップする。
-
3/20改良型「アルカナ」では、アルピーヌのテイストを用いた「エスプリアルピーヌ」グレードのみが2モデル導入される。ラインナップは価格が499万円の「エスプリアルピーヌE-Techフルハイブリッド」と、同459万円の「エスプリアルピーヌ マイルドハイブリッド」で、今回は前者に試乗した。
-
4/20フラット形状のエンブレムを中央に置き、「ハーフダイヤモンドシェイプ」が立体的に浮かび上がる新しいフロントグリル。そのデザインは「これからのルノーの顔」と紹介される。
-
5/20基本形状に変更はないが、クリアレンズの面積が広がった新デザインのリアコンビランプを採用。「ARKANA」のエンブレムは従来型のシルバーからブラックに変更された。
-
ルノー の中古車webCG中古車検索
-
6/20「アルカナ エスプリアルピーヌE-Techフルハイブリッド」の走行シーン。今回のアルカナが、新しいフラットデザインのエンブレムを採用した日本初導入モデルとなる。
-
7/20テールゲートの中央部に置かれたリアエンブレムも、フラット形状の新デザインに改められている。バンパーデザインに変更はないが、ダミーのエキゾーストフィニッシャーが黒塗りとなって、精悍(せいかん)さを増した印象だ。
-
8/2019インチホイールに225/45R19サイズのタイヤを組み合わせるのは「E-TECHハイブリッド」と「マイルドハイブリッド」に共通。今回の試乗車両には「ハンコック・ヴェンタスS1 evo3」タイヤが装着されていた。
-
9/20全長×全幅×全高=4570×1820×1580mmのボディーサイズや、2720mmのホイールベースは従来型と共通。車重はフルフルハイブリッド車が1470kg、マイルドハイブリッド車は90kg軽い1380kgとなる。
-
10/207インチから9.3インチにサイズアップされた縦型のセンターディスプレイが目を引く改良型「アルカナ」のコックピット。素材の見直しによる質感アップが感じられた。
-
11/20シートバック上部に施されたアルピーヌエンブレムの刺しゅうと、フランス国旗を想起させるタグ、3色のステッチの採用も、改良型「アルカナ」でこだわったというディテール。
-
12/20ステアリングホイールはTEPレザー仕立てで、左右グリップ部分に穴あき加工が施されている。トリムやシートなどと同じく、こちらにも3色のステッチを採用している。
-
13/20「アルカナ エスプリアルピーヌE-Techフルハイブリッド」の外装色は、ルーフが「ノワールメタルM」となるツートンカラーが基本となる。写真の「ブラン ペルレM」を含め全5種類からボディーカラーが選択できる。
-
14/20改良前モデル後期の一部車両に先行設定された「E-SAVE」を、最新型にも採用。エンジンの稼働率を引き上げ、駆動用バッテリーが電欠状態に陥ることを回避するようプログラムされた走行モードで、長い上り坂が続くようなシーンなどでのバッテリー切れを抑制するという。
-
15/20ヒーターと電動調整機能が標準で備わるフロントシートは、サイドサポート部がTEPレザー、シートバックと座面がスエード調のコンビ素材で仕立てられる。内装色はブラックのみの設定。
-
16/20リアシートは表皮全面にTEPレザーが採用される。アニマルフリーの素材を用いたエコでサステイナブルなインテリアが、最新世代のルノー車に共通するコンセプト。TEPレザーは素材の10%がバイオテクノロジー由来のものとなる。
-
17/20荷室容量は480リッター。床面は2段階に調整できる。写真は下段にセットした様子。床面を上段に移動すると、荷室開口部や前方に倒した後席背もたれと床面がほぼ同じ高さになり、大きな荷物の積み込みが容易になる。
-
18/2019インチタイヤを装着しても、乗り心地の悪化などは感じられなかった「アルカナ エスプリアルピーヌE-Techフルハイブリッド」。ソリッドな走行フォールと日本の道路事情にマッチしたサイズ感も「アルカナ」の持ち味といえる。
-
19/20ルノー・アルカナ エスプリアルピーヌE-Techフルハイブリッド
-
20/20

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
ルノー の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ランボルギーニ・ウルスSE(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.3 ランボルギーニのスーパーSUV「ウルス」が「ウルスSE」へと進化。お化粧直しされたボディーの内部には、新設計のプラグインハイブリッドパワートレインが積まれているのだ。システム最高出力800PSの一端を味わってみた。
-
ダイハツ・ムーヴX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.2 ダイハツ伝統の軽ハイトワゴン「ムーヴ」が、およそ10年ぶりにフルモデルチェンジ。スライドドアの採用が話題となっている新型だが、魅力はそれだけではなかった。約2年の空白期間を経て、全く新しいコンセプトのもとに登場した7代目の仕上がりを報告する。
-
BMW M5ツーリング(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.1 プラグインハイブリッド車に生まれ変わってスーパーカーもかくやのパワーを手にした新型「BMW M5」には、ステーションワゴン版の「M5ツーリング」もラインナップされている。やはりアウトバーンを擁する国はひと味違う。日本の公道で能力の一端を味わってみた。
-
ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(FF/6MT)【試乗記】 2025.8.30 いまだ根強い人気を誇る「ホンダ・シビック タイプR」に追加された、「レーシングブラックパッケージ」。待望の黒内装の登場に、かつてタイプRを買いかけたという筆者は何を思うのか? ホンダが誇る、今や希少な“ピュアスポーツ”への複雑な思いを吐露する。
-
BMW 120d Mスポーツ(FF/7AT)【試乗記】 2025.8.29 「BMW 1シリーズ」のラインナップに追加設定された48Vマイルドハイブリッドシステム搭載の「120d Mスポーツ」に試乗。電動化技術をプラスしたディーゼルエンジンと最新のBMWデザインによって、1シリーズはいかなる進化を遂げたのか。
新着記事
-
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
NEW
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。