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1/172022年7月に発売されたグッドイヤーのオールシーズンタイヤ「ベクター4シーズンズGEN-3」。本格的なウインターシーズンの到来を前に、その特徴と実際に雪道を走った印象をあらためて紹介する。
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2/17「ベクター4シーズンズGEN-3」は、2009年に発売された初代「ベクター4シーズンズ」から数えて3代目にあたる最新モデル。研究開発は欧州で行われ、ドイツ、フランス、ポーランド、スロベニアの4拠点で製造される。
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3/17「ベクター4シーズンズ」の特徴といえるV字型トレッドパターンを「GEN-3」も継承。センター部に向かって溝の幅を細くするなどの工夫で、パターンノイズの低減を図っている。
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4/17グッドイヤーの最新CIを用いてデザインされたサイドウォール。「Vector 4Seasons」のロゴと並んで「Gen-3」の文字が控えめに入る。
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5/17今回「スバル・レヴォーグ」に装着された「ベクター4シーズンズGEN-3」のサイズは、純正タイヤと同じ225/45R18。
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6/17今回の試走ではドライはもちろんのこと、ウエットやシャーベット、圧雪路など、さまざまなコンディションの路面を走行。そのトータル距離は500km以上となった。
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7/17特徴的なV字型のトレッドパターンが走りだしからしっかりとグリップを確保。雪上では、加減速時の縦方向グリップ力やコーナリング時の横方向グリップ力にも、もの足りなさを感じることはなかった。
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8/17関越道を走行中に目にした注意を促す表示。オールシーズンタイヤを装着していれば、突然の雪やゲリラ豪雨でも臆することなく目的地に進める。
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9/17サイドウォールには、欧州で冬用タイヤであることを示す「スノーフレークマーク」や「M+S」(マッド&スノー)の文字が記されている。過信は禁物だが、冬用タイヤ規制がしかれた道でも走行が可能だ。
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10/17「ベクター4シーズンズGEN-3」は、悪路や泥濘(でいねい)路の走破性が高いM+Sタイヤとしても注目できる。タイヤの溝にはまった石などを走行中の遠心力で排出するセルフクリーニング機能も備わっている。
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11/17プラットフォームにあたる部分とショルダーブロックを強化することでタイヤの変形を抑え、優れたハンドリング性能を実現したのも「GEN-3」の特徴。
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12/17「3Dワッフルブレード」とネーミングされたワッフル状の凸凹がブロック間を支え合い、トレッド面がより路面に密着。グリップ力と路面とのコンタクト感を高めている。
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13/17偶然、JR上越線の高架近くの雪深い河原道に入り込んでしまった。こんなシーンでもロードクリアランスさえキープできていれば、「ベクター4シーズンズGEN-3」と「スバル・レヴォーグ」のコンビが安定感ある走破性能を発揮してくれる。
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14/17山岳路の川をまたぐようにかかる橋の上を行く「ベクター4シーズンズGEN-3」を装着した「スバル・レヴォーグ」。橋の上はアイスバーンになりやすいので細心の注意を払って走行する。
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15/17雪が積もり始め滑りやすくなった路面に遭遇しても、オールシーズンタイヤを装着していれば、走り続けることができる。
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16/17グッドイヤーは1977年に北米で初めてオールシーズンタイヤを発売したいわばパイオニア。「ベクター4シーズンズGEN-3」には、長年にわたってオールシーズンタイヤを進化させ続けてきた同社の知見が注ぎ込まれている。
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17/17従来品の「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」と比べ、パターンノイズを36%、ロードノイズを31%低減させたという「GEN-3」。トータルバランスに優れた走行性能に加え、新コンパウンドの採用により30%向上させたロングライフ性能もセリングポイントである。

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
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