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2/172024年夏にマイナーチェンジを受けた「トヨタGR86」。レースの現場からの声を生かし、「GRらしい走りの味」に磨きをかけたとされている。
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3/17今回の試乗車は最上級グレード「RZ」の6段MTモデル(車両本体価格351万8000円)。鮮やかな「スパークレッド」のボディーカラーは5万5000円のオプションだ。
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4/17「RZ」にはヘッドランプの下を縁取るデイタイムランニングライトが追加された。外観上の変更はこの1点のみだ(その他のグレードは外観が何も変わっていないということ)。
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5/17「GR86」のマイナーチェンジは2023年9月に続く3度目。2021年の発売以降、兄弟車の「スバルBRZ」とともに毎年なにがしかの改良を受けている。
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6/176段MTモデルはアクセル踏み込み初期のエンジンの吹け上がりが鋭くなった。慣れれば問題ないと思うが、初めて乗った人は思わず面食らうほどの鋭さだ。
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7/17この赤×黒のインテリアは「RZ」専用色(黒のみも選べる)。ステアリングホイールやシフトブーツなどに赤いステッチがあしらわれる。
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8/17ウインカーレバーは倒した先で固定される方式に変わった。以前のソフトタッチ式は手動で戻すときの中立ポイントが分かりづらく、誤操作が多かった。
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9/17パワーステアリングは全体的に操舵感が軽くなった。ドリフト時にカウンターステアが当てやすくなるなどが主目的のようだが、駐車時などのごく低速域でも扱いやすくなっている。
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10/17変わっていないところばかりを紹介して恐縮だが、実際に変更点が少ないのだから仕方がない。シートは中央部がウルトラスエードで、サイドに本革を使っている。
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11/17ゴムの滑り止め付きのアルミペダルは「RZ」専用装備。ペダルレイアウトが適切でクラッチも扱いやすい。
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12/17ショックアブソーバーの減衰特性を変更し、ダイレクトなハンドリング特性を追求。2023年の改良で少しソフトになっていたのが、少し元に戻った格好だ。
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13/17メーターパネルにはタイヤ空気圧モニターが表示できるようになった。同じタイミングで改良モデルが登場したのに「スバルBRZ」には設定されていない機能だ。
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14/17スバルは6段MT車に独自の「スポーツ」モードを加えたが、それはこちらにはない。「GR86」は元からスポーツモードのようなセッティングだから……とのことらしい。
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15/17トヨタとスバルが大事にはぐくんできた「GR86」と「BRZ」。比較的安価なFRスポーツカーとしてわれわれも大切にしていきたい。
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16/17トヨタGR86 RZ
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サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
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