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1/162025年3月に発表されたルノーのハイパフォーマンス電動スポーツモデル「5(サンク)ターボ3E」。0-100km/h加速3.5秒以下、最高速度270km/hをうたう超ハイパフォーマンスBEVである。ルノー・ジャポンはこのモデルの日本導入を予定しているという。
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2/16「ルノー5ターボ3E」は、「1980年代にラリーで活躍した小型ミドシップモデルの『ルノー5ターボ』『ルノー5ターボ2』が、100%電気自動車として現代に復活したモデル」と紹介される。
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3/16新型BEV「5 E-TECHエレクトリック」をベースに、スポーティーな装備やテイストが加えられた「5ターボ3E」のインストゥルメントパネル。ダッシュボードの形状は、初代「ルノー5」を想起させる。
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4/162025年3月17日にフランスのフラン工場で行われた「ルノー5ターボ3E」のメディア向け発表イベントの様子。4台の「5ターボ」は手前から時計回りで「ヨーロピアンカップカー」、ツールドコルスに参戦した1984年のラニョッティ車、1985年にラニョッティがドライブした「マキシ5ターボ」、そして1987年の「スーパープロダクションカー」。
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5/162022年のパリモーターショーに出展されたBEV「R5ターボ3Eコンセプト」。同ショーで初公開されたBEV「ルノー5 E-TECHエレクトリック」(プロトタイプ)を盛り立てるための、純然たるショーカーだった。
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6/16鋼管スペースフレーム+カーボンシェル構造を採用するBEV「R5ターボ3Eコンセプト」。開発のコンセプトはテレビゲームから着想したドリフトマシンで、極限まで低められた車高や大型のリアウイングなど、ショーカーとしての見栄えも重視されている。
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7/16「5ターボ3E」の左右リアホイール内に1基ずつ配されるインホイールモーター。モーター単体の最高出力は272PSで、同最大トルクは2400N・mと発表されている。左右合計の最大トルクは、「オーバーテイク」モードの作動時に4800N・mとなる。
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8/162024年2月のジュネーブモーターショーで発表された市販型「ルノー5 E-TECHエレクトリック」。1972年登場のコンパクトモデル「ルノー5」のコンセプトを現代によみがえらせたBEVである。全長×全幅×全高=3.92×1.77×1.50mのコンパクトなボディーサイズも同モデルの特徴だ。ルノー・ジャポンではこのモデルの日本導入を検討しているという。
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9/16「5ターボ3E」は、総電力量70kWhのバッテリーを搭載した車重1450kg(目標値)のBEV。350kWの急速充電時には、最速15分で残量15%から80%までのチャージが可能だという。一充電走行距離は最大400km(WLTPモード)。
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10/16リアタイヤのサイズは275/35R20。これはインホイールモーターを内蔵できるサイズとして導き出されたものだという。フロントには245/35R20サイズのタイヤを採用している。
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11/16「5ターボ3E」のコックピット。アルピーヌブランド初のBEV「アルピーヌA290」譲りとなるDシェイプのステアリングホイールと、ラリーカーのようにそそり立つ電子制御サイドブレーキレバーがスパルタンな雰囲気を演出している。
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12/16センターコンソールには1980台の台数限定モデルであることを示すシリアルプレートが備わる。その生産予定台数は、元祖「5ターボ」のデビュー年にちなんだものとなる。
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13/16バケットタイプのシートは、左右で表皮カラーが異なっている。シート背面に備わるイエローのロールケージも「5ターボ3E」の特徴である。
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14/16フランスのフラン工場で行われたBEV「ルノー5ターボ3E」のメディア向け発表イベント会場に並んだ1978年のモックアップショーカー(写真左)と1980年の「5ターボ」。モックアップショーカーは、当時の実物そのものである。
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15/161980年に登場した初代「5ターボ」のインテリア。フロントシートの背後、キャビン内に1.4リッター直4ターボエンジンが縦置きされる。初代5ターボはルーフがアルミ製、1983年にデビューした「5ターボ2」はスチール製となる。
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16/16「5ターボ3E」のリアクオーターウィンドウには、ルノースポールのロゴが備わる。ルノーの担当デザイナーは「単純にデザイン的に締まるので貼ってみただけ」というが、その意図やいかに。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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