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1/101946年のJBL創設からスタートしたハーマン。その後、harman/kardonブランドを加えるなどして1984年にカーオーディオのOEM供給を開始。現在の取り扱い分野はインテリジェントコックピットにもおよび、カーオーディオとともにシェア1位となっている。2025年5月6日には、デノンやBowers & Wilkinsといったブランドの取り込み(買収)も発表するなど、事業は拡大傾向にある。写真はオートモーティブ分野の製品のひとつであるカーブドディスプレイ。
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2/10「レディーディスプレイ」と呼ばれる、OEM供給用のディスプレイ製品。最新の高精細14.6インチモデル「NQ7」(写真手前)は、前型の「NQ3」(同奥)に対して、厚みも抑えられている。
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3/10製品展示会場でのデモ画面には、先進運転システムがドライバー(筆者)をセンシングする様子が示された。目線(よそ見)だけでなく、現時点での気分やストレスの強弱などもチェックされている。
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4/10ヘッドアップディスプレイもハーマンの製品のひとつ。表示される情報の種類やデザイン、レイアウトはマウス操作ひとつで変更され、開発が進められていく。
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5/10ハーマンインターナショナルの仕事は基本的に「BtoB(企業間取引)」で、カーオーディオ以外は黒子に徹している。そんな同社を率いる桑原拓磨 代表取締役(写真)は、「2030年に向けては、自動車メーカーをはじめとする顧客の仕様書ベースで製品をつくるのではなく、自社製完成品『レディーシリーズ』の提案を進めていきたい」と語る。
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6/10BMWのSUVを使った音と映像のデモ。EV時代になると、静粛性の高まった車内において何ができるのかが求められ、必然的にインフォティンメントシステムの重要度が増すという。
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7/10ハーマンは、前後左右それぞれの座席の乗員に対し、個別に最適なサウンドを届ける「シートソニック」なる技術を開発している。写真はその設定画面。
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8/10こちらは、「街の音」を聞かせるデモ画面。皮肉なことに、静かな車内で過ごせるようになると、「騒音・雑音がある程度聞こえるほうが落ち着く」というニーズが生まれるのだそう。音質も、街の音のほか交通騒音、人のざわめきといった要素を調節できる。
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9/10自動車メーカーに対し〝各社でカスタマイズできるアプリ用プラットフォーム”も提供するハーマン。「GoogleやAppleのシステムとは異なり、自動車メーカー側にエンドユーザーの情報を伝えることができる」と、SDV時代の強みをアピールする。
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10/10ハーマンが開発する「レディーリンクマーケットプレイス」の対応アプリ一覧。その数は150以上で、今後もどんどん広がっていく見込みだ。

世良 耕太
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