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1/12FIAフォーミュラE世界選手権の第8戦、第9戦となる東京大会が2025年5月17日と18日の両日に開催された。初開催だった昨年は3月30日の土曜日に1レースのみが行われたが、今年はダブルヘッダーとなった。
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2/122025年5月17日の第8戦は予選が中止になるほどの強い雨に見舞われた。レースが始まるころに雨は上がったが、スタートディレイと赤旗による中断で、レースの終了が予定よりも大幅に遅れた。
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3/12「ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11」の第8戦として2025年5月17日に行われたレースの様子。メインスタンドは多くの観客で埋め尽くされた。悪天候であったことを考えれば、上々の入りだったといえる。
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4/123本のストレートを高速コーナーとタイトなコーナーで結ぶ、一般公道を含んだ全長2.575kmの東京大会特設コース。昨シーズンの見どころでもあったターン2からターン3の間にあったジャンピングスポットは、マシンが宙に浮かないように改修が行われた。
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5/12フランス出身のノーマン・ナトー選手が駆る日産のフォーミュラEマシンはカーナンバー17。ナトー選手はシーズン9で日産チームに所属し、アンドレッティ・フォーミュラEチームに移籍した後に、シーズン11で日産チームに復帰した。
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6/12東京ビッグサイトの東4~6ホールに設けられたファンビレッジと呼ばれるエリア。レース開催の両日は、飲食スペースやゲームを楽しめるブース、公式グッズを扱ったショップも大行列だった。大人だけでなく子供も楽しめるアクティビティーが充実しているのもフォーミュラEの特徴である。
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7/12東1~3ホールの「TOKYO GX ACTION」内に展示された「日産フォーミュラE GEN3 Evo」。その脇に設置された「モビリティークエスト」にはフォーミュラEに関するクイズが。「フォーミュラE GEN3 Evoの0-100km/hに加速にかかる時間は何秒?」という問題について、A:2.86秒、B:1.86秒、C:4.86秒の三択で答えを選ぶようになっていた。
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8/12実際のフォーミュラEが走行するコースを再現した、レーシングシミュレーターを楽しめるゲームアリーナ。その人気はとても高く、終日にわたり長蛇の列ができた。同ブースを訪れたときの待ち時間は、90分(!)とあった。
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9/12日産フォーミュラEチームのオリバー・ローランド選手(写真先頭)は東京大会までの7戦で3勝、5度も表彰台に立ち、トップの座に君臨。東京大会前に、ポイントランキングで2位以下に圧倒的な差を築いていた。
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10/12カーナンバー23のマシン上でこぶしを上げ喜びを表現した日産のオリバー・ローランド選手。ポールポジションからのスタートとなった第9戦では一時6番手まで順位を落とすものの、アタックモードを上手に利用しトップの座を奪い返した。2年目の東京大会で見事、日産に念願の母国優勝をプレゼントした。
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11/12表彰台に立つ日産のオリバー・ローランド選手(写真右)。「日本のファンの前でこんなに素晴らしい結果を出せたことにとても興奮しています。新しいマシンは常に最高の感触で、チームもベストの仕事をしました」と喜びのコメントを寄せた。
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12/12前日の雨から一転、第9戦が行われた5月18日の日曜日は、絶好のレース日和となった。そうした天候も手伝って、会場では初レースだった2024年と変わらない熱気を感じた。2年目の今年も「楽しかった」というのが、偽らざる感想である。

世良 耕太
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