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1/6今回は、2025年10月からイタリアの北部州で導入される予定のディーゼル車運行禁止措置について。写真の「フィアット500X」前期型のエンジン型式は不明だが、仮にJTD仕様の場合は「ユーロ5」のディーゼルである。2022年シエナで撮影。
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2/6「フォルクスワーゲン・ゴルフ7」でさえ、初期の「TDI」は、「ユーロ5」のディーゼル仕様である。
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3/6写真の「フィアット126」(左)と「フィアット・パンダ」(右)はガソリン仕様であるが、ユーロ排出ガス規制の段階が古いため、多くの都市中心部で運行が禁止されている。
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4/6筆者が2002年に光人社から上梓(じょうし)した『イタリア式クルマ生活術』の表紙。イタリアで初めて買った「ランチア・デルタLX」は、「ユーロ0」であった。
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5/6ユーロ5ディーゼル規制よりはるか前に導入された、フィレンツェ旧市街の一般車両進入禁止エリア。イタリア版ETC「テレバス」を装着した住民のクルマでないと、監視カメラで自動撮影され、反則金の対象となる。2021年撮影。
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6/6ここに写っている標識のように、多くの市街地では、すでに「ユーロ0」のガソリン車および「ユーロ1」のディーゼル車の運行が禁止されている。シエナ県で2024年8月撮影。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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