第966回:フェラーリ・ルーチェ 地元イタリアで一般人はこう見た&大矢的こころ

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本国でも大荒れ

2026年5月25日に発表されたフェラーリ史上初のバッテリー式電気自動車(BEV)「ルーチェ」について、議論が巻き起こっている。

過去に日本で「ルーチェ」の商標を使用していたマツダとの商標権の問題も含め、話題には事欠かない。ちなみにLuceはイタリアで、ファシスト政権時代に整備された映画協会の名前としても知られるが、それに関する指摘は筆者が知る限り聞かない。

いっぽう、今最も語られているのはフェラーリ・ルーチェのデザインと商品性だ。そこで今回は筆者がイタリアで聞いた人々の声とともに筆者の思いを記したい。

おさらいしておくと、同車の内外装デザインを手がけたのはデザインスタジオ、ラブフロムである。主宰しているのは英国出身のプロダクトデザイナーで、アップルのチーフデザインオフィサーとして数々の同社製品を手がけたジョナサン・アイブと、オーストラリア出身でアイブと長年働いてきたマーク・ニューソンである。

イタリアの自動車メディアの書き込み欄や一般のSNSには、否定的な意見が目立つ。大荒れといってよいページも見られる。

筆者はより生の声を聞くべく、ヒストリックカーラリーのミッレミリアがシエナを通る2026年6月11日、街に立った。

今回は話題の「フェラーリ・ルーチェ」に関する考察を。(photo:Ferrari)
今回は話題の「フェラーリ・ルーチェ」に関する考察を。(photo:Ferrari)拡大
ブランドは「ルーチェ」を「異なる顧客のために設計された、極めて異なるタイプのフェラーリです」と定義している。(photo:Ferrari)
ブランドは「ルーチェ」を「異なる顧客のために設計された、極めて異なるタイプのフェラーリです」と定義している。(photo:Ferrari)拡大
ミッレミリアと同時開催された「フェラーリ・トリビュートto Mille Miglia」の参加車両。2026年6月11日シエナで撮影。
ミッレミリアと同時開催された「フェラーリ・トリビュートto Mille Miglia」の参加車両。2026年6月11日シエナで撮影。拡大