JAIA試乗会(その3)
2010.03.02 画像・写真2010年2月8日、大磯で行われたJAIA試乗会で『webCG』スタッフが気になったクルマを写真で紹介。その3は、「アウディS3」「ルノー・カングー」「シボレー・シルバラード」の3台。(写真=峰昌宏)

【アウディS3 スポーツバック その1】
「アウディS3」は、A3シリーズの高性能グレード。初代モデルは1999年に誕生した(日本上陸は2001年)。現行モデルは2006年にデビューした2代目で、2009年2月に日本に導入開始。なお、2010年3月現在、A3シリーズに“まだ”「RS」シリーズは設定されていないから、同クラスのアウディ車の中では、最高峰に位置する。
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【アウディS3 スポーツバック その1】 「アウディS3」は、A3シリーズの高性能グレード。初代モデルは1999年に誕生した(日本上陸は2001年)。現行モデルは2006年にデビューした2代目で、2009年2月に日本に導入開始。なお、2010年3月現在、A3シリーズに“まだ”「RS」シリーズは設定されていないから、同クラスのアウディ車の中では、最高峰に位置する。
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【アウディS3 スポーツバック その2】 エンジンは、2リッター直列4気筒ターボ。つまり形式は「2.0TFSI」と同じだが、シリンダーブロックやシリンダーヘッド、ピストン、ターボチャージャー、インタークーラーなどが専用品となる。最高出力/最大トルクは2.0TFSIを56ps/5.1kgm上回り、256ps/6000rpm、33.7kgm/2400-5200rpmを発生。
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【アウディS3 スポーツバック その3】 フラットボトムのステアリングホイールによってスポーティな雰囲気が高められたインテリア。MTを2ペダル化した「Sトロニック」は、リアルスポーツ(=MT!)に憧れる一般男性にとって、理想と現実の橋渡しをしてくれる存在。熱くもなれるし、ラクもできる。AT免許の奥さんでも大丈夫。
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【アウディS3 スポーツバック その4】 もうひとつ、このクルマの大きな利点は、後席ドアが付いていること。現実問題、ご主人がスポーツカーを買わせてもらえない理由で多いのは、「実用的でない」、「高い」ではないだろうか? だとすれば、「S3」は、この種の高性能車の中では、数少ない「使える」存在だ。あとはもうひとつの問題をクリアするのみ?
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【アウディS3 スポーツバック その5】 このシリーズにも、「TT RS」と同じ2.5リッター直列5気筒ターボ(340ps)が搭載されるのは間違いなく、それが「RS 3」の名で登場するのはそう先のことではないだろう。そっちも楽しみだが、この「S3」の動力性能に不満があるかといえば、まったくなし。ま、少しでも迷いのある人は、RS 3が出てから見比べる方がいいとは思いますが。 (webCG 曽宮)
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【ルノー・カングー1.6 その1】 初代「カングー」は、日本のルノーのベストセラー。販売台数の約半数を占めるクルマだったそうな。このモデルは2代目で、初代に比べ、ふたまわりほども大きくなった。プラットフォームは「メガーヌ」と同じで、全長で180mm、幅が155mmも拡大。5ナンバー枠から一気に横幅1.8mオーバーへと“立派に”大変身を遂げた!
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【ルノー・カングー1.6 その2】 初代「カングー」のサイズ感が良かったのに……、というヒト、多いと思う。私もそうだった、新型に乗るまでは。2代目カングー、デザインの好き嫌いはともかく、クルマの出来はスバラシイ。初代も良かったけど、どこが良かったのか忘れてしまうくらいに。乗り心地のよさ、シートのよさ、どちらも出来のいい食パンのように“もっちり”してる。
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【ルノー・カングー1.6 その3】 内外装の質感も良くなった。少なくとも、「この古くさいのがアジ」なんて言い訳の必要はなくなった。各部の使い勝手やシートアレンジのしやすさ、頭上の空間や荷室のゆとりなど、各部が着実に向上した。デカくなったんだから、当然といえば当然だけど……。自転車積むなど、多趣味な人にはピッタリ。無趣味な人もきっと満足できる。
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【ルノー・カングー1.6 その4】 スペースアップとひきかえに、ツラくなったのが動力性能。1.6リッターのエンジンにとって、260kgの増量はさすがにキツイ。だけど、そこはルノー。先代に続き5MTの設定もあるから、心配なかたはマニュアルで。あ……そうそう、MTやATのシフトフィールや、スイッチ類のタッチなどに、過度の期待は禁物。
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【ルノー・カングー1.6 その5】 2代目「カングー」も、初代同様、大ヒットの予感。2月中旬の時点で200台近くのバックオーダーを抱えているのだとか。夏前には、“短くて屋根開き”の「カングービーボップ」も導入予定だそう。「ようこんなん造ったなぁ!?」ってクルマだけに、こちらも非常に楽しみ。人気の「ルノースポール」ラインナップと合わせ、2010年は、ルノー躍進の年になる? (webCG こんどー)
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【シボレー・シルバラードLS エクステンドキャブ その1】 2010年2月8日、JAIA試乗会の当日に日本導入開始が発表された「シボレー・シルバラード」は、アメリカで最も売れているピックアップトラックだ。正規で輸入されるのは今回が初めて。輸入販売は、三井物産オートモーティブが行う。価格は驚きの399万円! 「安っ!?」
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【シボレー・シルバラードLS エクステンドキャブ その2】 一番の特徴は見てのとおりのそのデカさ。全長×全幅×全高=5840×2030×1880mm、4.8リッターのV8エンジンを積み、3×3の6人乗りキャビンと大きな荷台を備える。こんな広い荷台、一体何を積んだらいいのでしょう?
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【シボレー・シルバラードLS エクステンドキャブ その3】 2ドアかと思いきや観音開きするドアがユニークなところ。ボディがドデカイだけに開いたドアもこれまたデカイ! 後席シートは座面下のヒモを引っ張ると座面が跳ね上がるので、背の高いものを室内に積むことができる。相当な荷物持ちの人にとっては便利。
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【シボレー・シルバラードLS エクステンドキャブ その4】 デカイだけに乗り降りがチョー大変だけど、アメ車好きにはそんなことは関係ないんでしょうね。むしろそのへんが魅力だったりして。運転してみると、2mある車幅も約2.3トンのボディーも気になることなく、快適にドライブできた。高いところから見下ろす感じは、ちょっとした優越感がありますね。駐車はちょっとめんどいけど。
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【シボレー・シルバラードLS エクステンドキャブ その5】 399万円の「シルバラード」。大きい=高い、小さい=安いってもんじゃないけど、でもこの価格は安い! 輸入元の三井物産オートモーティブは、シートをファブリックにするなど、日本オリジナルの仕様にすることでこの価格を実現したのだとか。今後もアメ車らしいアメ車をどんどん日本にいれてください。 (webCG ワタナベ)