
【スペック】全長×全幅×全高=4563×1902×1308mm/ホイールベース=2670mm/車重=1860kg/駆動方式=FR/4.3リッターV型8気筒DOHC(460ps/7750rpm、49.5kgm/5000rpm)/価格=2360万円(テスト車=2806万6000円)
-
【スペック】全長×全幅×全高=4563×1902×1308mm/ホイールベース=2670mm/車重=1860kg/駆動方式=FR/4.3リッターV型8気筒DOHC(460ps/7750rpm、49.5kgm/5000rpm)/価格=2360万円(テスト車=2806万6000円)
-
トランク上には、風洞実験に基いてデザインされたという、控え目な(?)リアスポイラーが備わる。ちなみに、クローズド状態でのCd値は0.32。
-
中央に回転計を配する「カリフォルニア」のメーター。その右側にはアナログの速度計が、左側には油温、水温ほか各種インフォメーションがデジタル表示される。
-
まさか、と思ったけれどトランクスルー機構が備わっていた。後席バックレストを倒すと、スキーやゴルフバッグは難しいにしても、スノボぐらいだったら楽に積めそうなスペースが生まれる。
(写真をクリックすると、荷室の開閉アクションが見られます) -
運転席まわりは、ごちゃごちゃ飾り立てずに、すっきりさせたデザインが好印象。操作系もシンプルで、必要なところに必要なスイッチが配置されている。運転中はステアリングホイール上のマネッティーノとパドルシフトの操作に専念すればいい。
-
シートは、掛け心地抜群。バックレストの内部構造にはマグネシウム素材が用いられているという。後席は、さすがに子どもでもイヤがりそうな狭さ。2+2のほか、後席を省いた2シーター仕様も設定される。
-
高速道路をゆくカリフォルニア。0-100km/h加速は4.0秒で完了。そのまま最高速の310km/hまで(場所によっては)速度を上げ続ける。
-
リッターあたり100ps以上のパワーを絞り出す、跳ね馬の心臓。2250rpmの低回転域から最大トルクの75%を発生する。
-
フェラーリも流行には抗えないのか、ヘッドランプユニット内のバイキセノンランプの上にはLEDが配置される。ちなみに、リアのランプユニットもLED。ボンネット上のエアインテークとフロントフェンダー後方のサイドエアベントは、1957年型「250 カリフォルニア」がモチーフとなっている。
-
ヴェバスト社と共同開発したハードトップの作動は滑らかで、開閉は20秒ちょっとで完了する。開発キーワードは「ONE HEART,TWO SOULS」だというけれど、確かにクーペとオープンのスタイルがそれぞれ完成している。
(写真をクリックすると、ルーフの開閉アクションが見られます) -
本国の公式サイトにはカリフォルニアのアドバイザー役を務めたシューマッハが登場しているが、この完成度の高さからはそれも頷ける。599GTBや430スクーデリアに採用されたトラクションコントロールシステム「F1-TRAC」がカリフォルニアにも搭載されおり、おかげでコーナリングスピードは約20%も向上したという。
-
ブレーキは、カーボンセラミックディスクを備えるブレンボ製。ホイールは標準が19インチで、オプションの20インチ(写真)も選べる。
-
【テスト車のオプション装備】
“アドバンスト・フロントライト・システム”ヘッドライト=17万円/カラード・・ブレーキ・キャリパー=11万8000円/運転席周りのカーボン・ファイバー仕上げ+LEDステアリング・ホイール=63万3000円/クルーズ・コントロール=9万8000円/レザー・センタートンネル=8万1000円/トンネル部のカラー・アーム・レスト=5万2000円/デイトナ・スタイルシート=30万9000円/カラー・アッパー・ダッシュボード=9万4000円/カラー・ウィンドスクリーンアーチ&Aピラー=9万4000円/フル・エレクトリックシート=48万6000円/iPodコネクター=8万3000円/“スクーデリア・フェラーリ”ロゴ=14万5000円/トランク用レザー・ラゲッジセット=58万1000円/20インチ・ダイヤモンド仕上げ スポーツホイール=41万4000円/外装特別色(Azzurro California)=97万5000円/タイヤ圧&温度モニタリングシステム=13万3000円
『フェラーリ・カリフォルニア(FR/7AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る