ホンダEV-STER:ホンダが動き出した事実がうれしい
2011.12.05 コレはゼッタイ!■【コレはゼッタイ!】ホンダEV-STER:ホンダが動き出した事実がうれしい
今年の6月、ホンダは株主総会で軽スポーツカーの開発を行うことを明らかにした。そのクルマと「EV-STER」の関係は否定されているが、ホンダが再びスポーツカー造りに動き出した事実は大歓迎だ。
■ホンダスポーツの復活を祝福したい!
EVだろうが、軽の規格より多少大きかろうが、そんなことは関係ない。ホンダが新しいスポーツカー開発に向けてようやく動き始めた、その事実が何よりうれしい。
東京モーターショーで公開されたコンセプトカー「EV-STER」はボディーの一部にカーボンコンポジットを採用し、モーターで後輪を駆動するコンパクトなスポーツカー。実用性をほとんど無視したデザインは、生産型までの道のりが遠いことを想起させるが、キレ味のいいウェッジシェイプはいかにもホンダのスポーツカーらしい。最近のホンダデザインに物足りなさを感じていた者としてはうれしい限りだ。
ホンダが株主総会で、軽スポーツカーを開発することを明らかにしたと各紙が報じたのは今年6月のこと。いまのところこの計画と「EV-STER」との直接の関係は否定されているものの、それは「大人の事情」によるものだろう。うわさされる新型「NSX」ともども、ホンダスポーツカーの復活を心から祝福したい。
(文=大谷達也/写真=峰昌宏)
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