第298回:やっぱり眠ってなかった「マネーの虎」
“プチオートトレーディング”になりませんか?の誘い
2007.01.17
小沢コージの勢いまかせ!
第298回:やっぱり眠ってなかった「マネーの虎」“プチオートトレーディング”になりませんか?の誘い
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マネーの虎からの電話
いやはや、ちょっと遅くなったけど、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
このコーナーは俺にとってライフワーク!? とでも言うべき自由奔放かつ重要なコーナーなので今年もぶっ飛ばして行く所存です。異論反論、どしどしください。あんまり気にしないようにいたします(笑)。
というわけで年末も超年末、お世話になりっぱなしだった“我が人生の師匠”から突然電話がかかってきた。そう「マネーの虎」(古い?)ことオートトレーディングの南原社長である。昨年のMGローバー倒産に関わる中心人物といえば分かりやすいだろうか。
南原: ねぇ、ちょっと時間取れないかな。また新しい展開があるんだけど。
小沢: なんスかそれ。
南原: 簡単に言っちゃえば「プチオートトレーディングになりませんか?」って話なんだけどね。
小沢: へぇ。じゃ、ちょっと行きます。
メルセデスCのほぼ新車が190万円で
---品川某事務所にて---
小沢: で、“プチオートトレーディング”ってのは?
南原: 今、僕たちがやろうとしているAT-1(http://www.autotrading.co.jp/its_AT1/)っていう新しいビジネスなんですけどね。簡単に言っちゃうとマニアの方々に対して、もっとキラクにクルマを売買できるようになりませんかって話なんです。つまりプロの自動車ブローカーのヤリクチを全部教えましょうと。要するに「明日からアナタもナンバラさんになれますよ」って話なんですよ。
小沢: いまひとつイメージがつかみにくいんですが、具体的にはどういうメリットがあるんですか?
南原: 例えばプロの自動車屋になるってことは、具体的には保険屋との交渉やら、示談のやり方とか、さまざまなノウハウが覚えられる。
そうだねぇ、なかでも分かりやすいのはクルマを業販価格で買えるってことだろうね。例えば新車のアウディだったら、新車価格の数10万円引きで買えるわけだし、オークションからも直接クルマが買える。誰だって、オークションでメルセデスのCのほぼ新車が190万円で売られてたら欲しくなるわけじゃないですか。もちろん普通には買えないけど、プロなら買えるわけですよ。
小沢: そりゃ凄い。逆に言うと売りたいクルマを勝手にオークションに流すこともできるわけですよね。
南原: そう。だから毎年新車のAMGメルセデスを買い換えてたような人だったら、50万円ぐらい、すぐにもとが取れる。3回ぐらい売買したら後は儲けですよ。
小沢: え、50万円って?
南原: ああ、ゴメン。具体的にどうやってそれを教えるのかってのは研修でやるわけだけど、それに対する費用。いまのところだいたい4泊5日、みっちり一日中教えてそれくらいを考えてます。
小沢: なるほど。50万円ですね。
南原: それだけみると安くないかもしれないけど、いまどき英会話だって50万円ぐらい平気でとるわけだからね。そうじゃなくったって、名古屋のオートトレーディングで1週間近く教室と講師を揃えればそれくらいは必要ですよ。
小沢: 確かにね。しかも今までフェラーリF40一台で7000万円抜いた南原さんが教えてくれるわけだから説得力がないわけじゃない。
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自動車流通の革命を
南原: それとね。これは別にプロを養成しますっていうのが本当の目的じゃないの。「アナタも儲けましょう」ではないわけ。もちろんこのカリキュラムを受けて何人かの成功者が出るとは思うよ。でもそれは本義じゃなくて、ある意味自動車流通の革命というか、時代の変革なんですよ。
僕は昔から「この10年間でクルマ屋とガソリンスタンドは半分になる」って言い続けてきたわけだけど、実際、スタンドはそうなった。だって、クルマ一台の燃費は10年前に比べて半分ぐらいになってるわけだからさ。当然、スタンドはいらなくなる。
で、クルマ屋もそうならざるを得ないわけ。これだけクルマの保有年数が伸びて、クルマを買う人が減って、しかも日本ではクルマの売買に不必要にお金がかかるわけでしょう。となるともっと個人売買が増えるのが当然で、従来通りのクルマ屋ビジネスは立ち行かなくなる。
小沢: つまり社会構造の変革だと。
南原: その通り。大昔の日本の組織ってのはピラミッド型だったでしょう。大企業に入って大船に乗ったら誰でもある程度の生活と収入が保証されていたけど、それが今は逆三角形のピラミッドになった。となると一人一人が会社に頼らず、ローコストで生きる必要が出てくる。つまり、男だったらクルマの一台ぐらい店に頼らず買えってことですよ。
小沢: なるほどね。男のキホンだと。
南原: カッコよく言うとね。だから講習を受けるにはひとつだけ資格があって、それはソコソコのクルマ好きであること。まったくクルマに興味がない人がやるようなもんじゃない。そういう意味で「コンビニの経営者になりませんか?」の誘いとはまったく違うの。具体的には例の07年問題で、ヒマが出来た団塊の世代のクルマ好きなんかがいいんじゃないかな。
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「日経一面」を飾るような話題を!
小沢: なるほど。わかりました。まあ、あとは興味ある人が勝手に判断せよと。というか実際問題、業者値段でクルマが買えるとしたら、それだけでとてつもないメリットですけどね。
南原: まあね。
小沢: でもですね。正直、これが南原さんの復活劇第一章だとすると少々残念なんですが。もっと斬新というか、今までとは違うドカーンとした新ビジネスを期待してたんですけど。これだと過去のノウハウを小さく生かしたつつましいビジネスって感じで…。
南原: アハハ(笑)。それは大丈夫よ。これはたまたま僕の下にフランチャイズのノウハウを持った人間が入ったからやってるだけであって、うまくいけば今年中には日経の一面を飾れるぐらいの話題を提供できると思うから。今はコツコツ借金を返してる状態で、本も7冊出したし、借金も45億から6億になった。まあ、期待しててよ。
ってなわけで突如出てきて、驚異の「日経一面」を予感させた“決して眠らないマネーの虎”こと南原社長。理想的にはこれが大復活のプロローグとなってくれればいいんですが。興味ある人はひとつヨロシク!
(文と写真=小沢コージ)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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