ターボエンジン搭載のプレミアムSUV「アキュラRDX」登場! ライバルは……
2006.09.04 自動車ニュースターボエンジン搭載のプレミアムSUV「アキュラRDX」登場! ライバルは……
アメリカのフリーウェイを走っていると、ロードサイドに巨大なビルボード(広告看板)が乱立している。そのなかで今、もっとも目を引くのが「アキュラRDX」の広告だ。
鋭角なブラックボディのフォルムからエレガント&スポーティがにじみ出てくるよう。キャッチコピーは、“ターボ・サーチエンジン”。ウェブ検索の“サーチエンジン”に“ターボエンジン”をひっかけたゴロ合わせだ。
ホンダの米国高級ブランドチャネル「アキュラ」から登場した「RDX」は、「MDX」(日本では発売休止、北米市場では近日中にフルモデルチェンジ)の弟分となる、プレミアムSUV。高収入でアクティブな30代男性がターゲットだ。
そのライバルはズバリ「BMW X3」。アキュラ発行のプレス資料でも、エンジンパワー、燃費などでX3の各種データと完全比較、すべてにおいて「X3より優位」を強調している。スペシャルなハンドリングで、「走りのBMW」に立ち向かう目論見だ。
RDXはホンダ車として(軽自動車を除いて)久々となるターボエンジンを搭載。日本の「オデッセイ」にも採用されているK24型ユニットと同系の2.3リッター直4にシングルターボを合体させた。最大ブースト0.77barで最高出力240psを発生する。
そしてスペシャルなハンドリングを実現する四輪駆動システムは「アキュラRL(レジェンド)」から「SH-AWD」を移植した。
ホンダは2008年、アキュラブランドの日本国内展開を決定しているが、RDXは日本でブームを巻き起こせるのだろうか?
(文=桃田健史(IPN)/写真=本田技研工業)
![]() |
![]() |