第243回:ついでにハマーH3試乗“ハマー濃度”は決して低くない!
2005.12.13 小沢コージの勢いまかせ!第243回:ついでにハマーH3試乗“ハマー濃度”は決して低くない!
■“ニセ物”だと思ってたけど
新型メルセデスMクラスの試乗の帰り、ついでに同じく千葉でやってたハマー第3弾、つまりH3の試乗会にも寄り、チョイ乗りしてきました〜。
結論から言うと、こちらもかなりヨイ! 全幅で見るとH1が約2.2mのところをH2が2m強でH3が2m弱。だんだん小さくなって“ハマー味”というか、“ハマー濃度”が極端に薄くてる気がしてたけど、実はそうでもなかった。
“ご本尊”ことハマーH1のハマー濃度を100%とするとH2が55%で、H3が45%。それくらいは残ってる気がしてたな。適当だけど。
というのもね。小さくなったといっても長さ4.72m、高さ1.85mもあるし、なによりデザインは逆にシンプルになって、道具っぽさが増しているのだ。逆にH2はインテリアにせよ、わざとらしいメッキや、軍用っぽく見せるゴテゴテしたエアコン吹き出し口などが多用されてて、妙にオモチャっぽい。
実はH3は、ベースとなった米国でいうスモールトラック「GMCコロラド」と、インテリアとかほとんど変わってないらしいんだけど、そっちの方が自然だと思ったなぁ。
■手軽な値段も魅力
それからね。220psの3.5リッター直5は十分にパワフルだし、ステアリングホイールにせよ、ATノブにせよ、やけに太くて剛性感があって、しっかり感は上々。特に一番安い“450万円以下ハマー”である5MT 仕様のシフトフィールはよかった。しっかりカッチリ、気持ちよくチェンジできる。
走りの方は、正直トラック用のラダーフレームの存在を如実に感じた。結構ゴツゴツくるし、ロールも安定してない。ところがステアリングホイールを回した時の剛性感、フィールは予想外によくて、もしやH2よりいいかも! とさえ思いました。
結論を言っちゃうとね。“ハマー”と言っても本当に“ミリタリーの息吹”を感じさせるのはH1のみ。だからH2もH3も大差ない。気に入った方を買うのが得策でしょう。
で、俺だったらH3。室内の広さも遜色ないし、なにより価格が400万円台からとお手軽だから。元々トラックベースのコスプレカーだし、これくらいが妥当でしょう。ま、街で同じクルマに出会う回数は増えちゃうかもしれないけどさ。
(文と写真=小沢コージ)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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