新型「フィアット・パンダ」発売
2004.07.16 自動車ニュース新型「フィアット・パンダ」発売
フィアットオートジャパンは、フィアットを代表するコンパクトカー「パンダ」の新型を、2004年7月31日から販売する。ベーシックな「パンダ」(157万3950円)と、電動サンルーフなどを付与した「パンダプラス」(169万9950円)の2種類が導入される。
1980年の初代デビュー以来親しまれてきた、フィアットを代表するコンパクトカー「パンダ」がフルモデルチェンジされた。ニューモデルは、2003年のフランクフルトショーで発表。MPVとして開発された「ジンゴ」をパンダとして発表したため、新型は単なるコンパクトカーでなく、いわゆる“ミニミニバン”的な多様性をウリにする。欧州で2003年9月にリリース、翌年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。日本では、年末までに1000台の販売を目標にする。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=3535×1590×1535mm、ホイールベースは2300mm。兄貴分「プント」よりひとまわり小さいが全高は55mm高く、ミニバン的な方向性がうかがえる。インテリアでは、MPV譲りの広い室内空間、可倒式リアシートによって、206リッターから最大860リッターに拡大できる荷室容量などがジマンだ。
パワートレインは、1.2リッター直4 SOHC(60ps、10.4kgm)に、2ペダル5MT「デュアロジック」の組み合わせ。デュアロジックは、自動変速の「オート」と「マニュアル」、2のモードを設定。オートモードでは「ノーマル」と、燃料消費を抑える「エコノミー」が選べ、またシフトレバーを操作すれば、一時的にマニュアルシフトすることもできる。
コンパクトカーらしく装備はシンプルながら、マニュアル式エアコンやAM/FMチューナー付きCDプレーヤー、パワーウィンドウ、各種警告灯を統合した「マルチファンクションディスプレイ」などは標準。「パンダプラス」は専用装備として、ルーフの約70%がガラス張りとなる「スカイドーム」、5:5分割可倒式リアシート、ISO-FIXチャイルドシートアンカーが備わる。
(webCGオオサワ)
フィアットオートジャパン:
http://www.fiat-auto.co.jp/
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