新型「フォード・フォーカス」が日本上陸
2013.02.07 自動車ニュースフォード、Cセグメントハッチバックの新型「フォーカス」を発売
フォード・ジャパン・リミテッドは2013年2月7日、新型「フォーカス」を4月13日に発売すると発表した。
「フォーカス」は1998年の初代デビュー以来、世界累計販売1000万台以上を記録するフォードの主力車種である。日本でもかつて初代と2代目が販売されていたが、2008年に販売を終了していた。今回、およそ5年ぶりに日本に上陸した新型フォーカスは、初代から数えて3代目のモデルにあたり、フォードが「One Ford」戦略のもとに開発した初のグローバル・コンパクトとして、世界120カ国以上で販売される。
海外仕様には4ドアセダンなども存在するが、日本で販売されるのは5ドアハッチバックのみ。全長×全幅×全高=4370×1810×1480mm、ホイールベース=2650mmのボディーは、上下二分割の台形グリルや切れ長のヘッドランプなど、フォードのデザインコンセプトである「キネティック・デザイン」にのっとったスタイリングが特徴となっている。
パワートレインは、直噴システムや吸排気可変バルブタイミング機構を備えた2リッター直4エンジンと、デュアルクラッチ式6段セミATの組み合わせで、170ps/6600rpmの最高出力と、20.6kgm/4450rpmの最大トルクを発生。アンダーステアを軽減する「トルクベクタリングコントロール」や、軽さと剛性を両立したボディー構造とも相まって、優れた動力性能を発揮する。また、燃費性能も重視しており、エンジンには低速走行時などの燃料供給量を抑える「ADFSO(Aggressive Deceleration Fuel Shut-Off:減速時燃料遮断機構)」が装備される。
一方で、空力性能に優れたボディー設計やサスペンションのチューニング、遮音材の追加などにより、車内の静粛性や快適性も追及。自動ブレーキにより追突事故を回避、もしくはダメージを軽減する「アクティブ・シティ・ストップ」を全車に採用するなど、安全装備も充実している。
ラインナップは、スポーティーなエアロパーツやリアスポイラー、17インチホイールなどを備えた「Sport」の1グレードのみ。ハーフレザーシートや左右独立温度調節付きオートエアコン、9つのスピーカーを備えたプレミアムサウンドシステムなどを標準装備している。
ハンドル位置は右のみで、価格は293万円となっている。
(webCG)