「リアフォグランプって何?」
2001.08.15 クルマ生活Q&A その他「リアフォグランプって何?」
多くのヨーロッパ車には、リアフォグなるランプが テイルランプの片側に付いています。これの用途は何ですか? (OYさん)
お答えします。ヨーロッパでは、霧が濃いときの追突事故を減らすため、1975年に「バックフォグランプ」の装着が義務付けられました。
日本でも、たまに点灯させている人を見かけます。しかし、暗いからといって、霧も出ていないのにフォグランプをつけるのはやめましょう。なぜなら、リアフォグはブレーキランプと同等の明るさがあるため、「ブレーキランプがいつ点灯しているのかわからない」という弊害が出るためです。
リアファグを使うのは、霧で視界が悪いときだけにしましょう。

松本 英雄
自動車テクノロジーライター。1992年~97年に当時のチームいすゞ(いすゞ自動車のワークスラリーチーム)テクニカル部門のアドバイザーとして、パリ・ダカール参加用車両の開発、製作にたずさわる。著書に『カー機能障害は治る』『通のツール箱』『クルマが長持ちする7つの習慣』(二玄社)がある。