「外車のタイミングベルトは切れやすい?」

2000.11.01 クルマ生活Q&A 青木 禎之 エンジン
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「外車のタイミングベルトは切れやすい?」

先日、修理工場を営む知人に、「つぎはボルボが欲しい」と言ったところ、 外車は日本車に比べタイミングベルトが細く切れやすく、切れるとシリンダーヘッド交換になる、とおどかされました。実物を見たところ、たしかに細いベルトでした。なぜ、外車はタイミングベルトが細いのでしょうか?  外車のオーナーの方は頻繁にタイミングベルトの交換を しているのでしょうか?(EAさん)

お答えします。外車のタイミングベルトは切れやすいと確かに言われています。しかしそれは10年以上前の古い設計のエンジンと古い材質のタイミングベルトにかぎっての話です。

タイミングベルトが劣化するのは、エンジンルームの温度によるものです。付近の温度が高くなることで、タイミングベルトの油分が脱けて硬くなって切れたり歯が飛んでしまうという症状があらわれます。

質問者はベルトの幅が狭いことを気になさっているようですが、狭い=切れやすい、ということはまったくありません。ベルトの幅は通常、気筒数によってかわってきます。たとえば4気筒1600ccクラスですと、1インチぐらいです。

青木 禎之

青木 禎之

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。