日産の創立80周年を祝うパレード、横浜で開催
2013.12.24 自動車ニュース日産の創立80周年を祝うパレード、横浜で開催
2013年12月23日、日産自動車が本社を構える神奈川県横浜市において、「日産80thアニバーサリー ヘリテージ・カー・パレード in Yokohama」が開催された。
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■106台の歴代日産車が日本各地から集結
日産自動車は、1933年12月26日に神奈川県横浜市に誕生。2年後の1935年には、初の量産モデルである小型車「ダットサン」シリーズの生産を開始するなど、日本の自動車産業の黎明(れいめい)期から活動を続けてきたメーカーの一つとされている。
今回のイベントは同社の創立80周年を記念したもので、当日は日本各地から総勢106台の日産車が会場に集結。徳島県在住の参加者が所有する1935年製「ダットサン14型フェートン」を先頭にしたパレードは、日産本社を出発して、赤レンガ倉庫、山下公園、馬車道などを回り、再び日産本社へと戻るルートで横浜市内を巡った。
また、当日は日産が収蔵する「ダットサン17型フェートン」「フェアレディSPL213」「RS240」の3台によるデモランなど、パレード以外にも複数のイベントが用意されており、日産本社1階の「日産グローバル本社ギャラリー」では、1958年の豪州ラリーで優勝した「ダットサン210型『富士号』」や「プリンス・スカイライン2000GT」など、パレードに参加しない車両の展示も行われたほか、「フェアレディ240Z」とともに記念撮影ができるフォトサービスも行われた。
特にギャラリー内のイベントステージでは、長年にわたり日産のレース活動に携わってきた星野一義氏、長谷見昌弘氏によるトークショーが開かれ、「二輪レースに参加していたら、日産のレース部門からスカウトの電話がかかってきた」「高速道路ができたばかりの頃だから、当時のドライバーはみんな素人。サーキットを走った経験がある分だけ二輪レース出身者の方が有利だった」など、当時のモータースポーツにまつわるさまざまなエピソードが披露された。
こうしたイベントの開催により、当日の日産グローバル本社ギャラリーの来場者数は1万3037人を記録。パレードが行われた横浜市内でも、歴代日産車の走る姿に多くの人が足を止めていた。
(文=webCG 堀田、写真=沼田 亨、webCG)