第76回「トヨタ・アクアS」
2014.11.21 水野和敏的視点コンパクトハッチバックの日本代表
前々回は「マツダ・デミオ」の意外なほどのデキのよさに驚き、前回は「フォルクスワーゲン・ポロ」の堅実なつくりに感心しました。今回はここ数年、日本で一番売れているBセグメントハッチバックの座にある「トヨタ・アクア」を取り上げます。
アクアは、今から3年前、2011年の末に販売が開始されました。プリウスから始まったハイブリッドシステムが、「ついにベーシックカーに搭載された!」と話題になりました。
価格は、ベーシックな「L」が174万8572円。最も豪華な「G“ブラックソフトレザーセレクション”」が200万5714円。今回のテスト車は、中間的なグレードの「S」で、車両価格は186万1715円です。
デミオのディーゼルモデル「XD」が178万2000円からで、最も豪華な「XDツーリング Lパッケージ」が219万2400円ですから、1.5リッターのガソリンエンジンを用いたハイブリッドシステムを積むアクアと、価格面ではいい勝負です。JC08モード燃費は、アクアが37.0km/リッター、デミオXD(6MTのFF)が30.0km/リッターとカタログに記載されます。
アクアのテストドライブに先立ち、まずは後席に座ってみましょう。なんだか足先がひっかかりますね。乗降性もいまひとつよくありません。足を出し入れする際に、必ずドアの内張りか、シートに擦ってしまうのです。いかにベーシックなコンパクトハッチバック車とはいえ、もう少しリアシートまわりに、ユーザーを考えた工夫があってもいいと思います。
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