第91回:ポルシェ・マカン ターボ(前編)
2015.03.13 水野和敏的視点400psの最上級グレードに試乗
ポルシェの新型SUV「マカン」は、日本でも相当人気のようですね。昨年11月半ばの発表時、ポルシェジャパンは1500台ものオーダーを抱え、モデルによっては納車まで1年待ちなんていわれていました。あれから3カ月たって、今ではそれなりに落ち着いてきたようですが、それでも4カ月程度は待たなくてはならないようです。今回は、その大人気のマカンをテストします。
ご存じのように、マカンは同じフォルクスワーゲングループの「アウディQ5」のコンポーネントを活用して、ポルシェが開発したクルマです。兄貴分の「カイエン」に比べればコンパクトといえるかもしれませんが、それはあくまで比較の問題。絶対的なボディーサイズは全長4700×全幅1925×全高1625mm(マカン ターボの場合)と、決してコンパクトではありません。ここ日本でこのクルマを見れば、なおさらその印象を強めるはずです。
ラインナップは、ベーシックな方から「マカン」「マカンS」「マカン ターボ」の3種類。最上級モデルにだけ「ターボ」の名称が与えられていますが、実はマカンは2リッター直4ターボ(237ps、35.7kgm)、マカンSは3リッターV6ツインターボ(340ps、46.9kgm)、マカン ターボは3.6リッターV6ツインターボ(400ps、56.1kgm)という具合に、すべてのエンジンにターボが装着されています。
車両本体価格は順に616万円/719万円/997万円。つまりマカン ターボは上級モデルの「カイエン」のベースモデル(859万909円)を凌(しの)ぐ価格設定となっています。
今回はこのマカン ターボに試乗します。オプションを含めると、その価格は「カイエンS」や「カイエンS E-ハイブリッド」を上回る1226万2000円(!)にも達します。
ではいざ、試乗コースに出てみましょう。
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