マイナーチェンジされたアウディQ3、日本上陸
2015.05.12 自動車ニュース![]() |
マイナーチェンジされた「アウディQ3」、日本上陸
アウディ ジャパンは2015年5月12日、マイナーチェンジが施された「Q3」「RS Q3」を日本で発表した。同年5月21日に販売を開始する。
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■化粧直しで新しい“Qシリーズ顔”に
いま世界的に、プレミアムコンパクトSUV市場に注目が集まっており、日本でも「BMW X1」と「メルセデス・ベンツGLAクラス」、そして「アウディQ3」が市場をけん引、今後の成長が期待されている。
そんな中で、2011年に新登場し、2012年に日本上陸を果たしたアウディQ3がマイナーチェンジ。さらなるシェアの拡大を狙う。
Q3は、「Qシリーズ」と呼ばれるアウディのSUVの中では最もコンパクトなモデル。全長×全幅×全高=4400×1830×1595mmの比較的コンパクトなボディーに、一目でアウディとわかる都会的なデザインとSUVの機能性、高い効率を誇るパワートレインを融合させた人気車種だ。
今回のマイナーチェンジでは、エクスリアデザインの変更とパワートレインの改良に力が注がれた。例えばエクステリアでは、フロントマスクの印象が大きく変わっている。アウディのアイデンティティーであるシングルフレームグリルをよりワイドにし、斜め上のフレームを幅広いラインでヘッドランプに結びつけることで、より力強い印象をもたらしているのだ。この新しいシングルフレームのデザインは順次、ほかのQシリーズにも採用される。
さらに、フルLEDヘッドライトをオプション設定(RS Q3は標準装着)。ウインカーが流れるように点滅する「ダイナミックターンインディケーター」を採用するリアLEDコンビネーションライトとともに、昼夜問わずアウディらしさをアピールする。さらに、前後バンパーやアルミホイールのデザインを変更することで、よりスポーティーなエクステリアに仕上げられている。
一方、2リッター直噴ターボエンジン「2.0 TFSI」は、従来の170ps版が180psに、211ps版が220psにパワーアップ。JC08モード燃費は前者が12.7km/リッターから15.0km/リッターに、後者が12.6km/リッターから14.9km/リッターに向上している。ともに、デュアルクラッチの7段Sトロニックと、フルタイム4WDのクワトロが組み合わされる。
また、スポーツモデルのRS Q3についても、2.5リッター直列5気筒ターボ「2.5 TFSI」のアウトプットが340ps(+20ps)と45.9kgm(+3.1kgm)にアップ。同時に、JC08モードの燃費は11.5km/リッターから13.0km/リッターへと約13%改善されている。
ラインナップは、1.4リッター直列4気筒直噴ターボと6段Sトロニックを搭載するFFモデルとして「Q3 1.4 TFSI」(379万円)と「Q3 1.4 TFSIスポーツ」(396万円)を用意。エントリーグレードとなるQ3 1.4 TFSIの価格を従来よりも11万円引き下げる一方、スポーツシートなどを備えるQ3 1.4 TFSI Sportを新たに設定した。
2リッターのクワトロは、「Q3 2.0 TFSI 180PS」が469万円で、「Q3 2.0 TFSI 220PS」が539万円。高性能モデルの「RS Q3」は771万円である。
(文=生方 聡)