東京モーターショー2015

500psの限定モデルBMW M4 GTS、世界初公開【東京モーターショー2015】

2015.10.29 自動車ニュース サトータケシ
東京モーターショー2015で世界初公開された限定モデル「BMW M4 GTS」。
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【東京モーターショー2015】500psの限定モデル「BMW M4 GTS」、世界初公開

BMWは2015年10月28日に開幕した第44回東京モーターショーに、BMWの新たなハイパフォーマンスモデル「M4 GTS」や、フラッグシップセダン「7シリーズ」の新型を出展した。

この日は、BMWグループのデザイン本部長エイドリアン・ファン・ホーイドンク氏も登壇。新型「BMW 7シリーズ」のデザインについて説明した。


	この日は、BMWグループのデザイン本部長エイドリアン・ファン・ホーイドンク氏も登壇。新型「BMW 7シリーズ」のデザインについて説明した。
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「BMW 740Li」
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新型「7シリーズ」に続いて披露された「M4 GTS」。BMW M社のフランシスカス・ファン・メール社長(写真右端)自ら、その高性能ぶりを紹介した。
新型「7シリーズ」に続いて披露された「M4 GTS」。BMW M社のフランシスカス・ファン・メール社長(写真右端)自ら、その高性能ぶりを紹介した。 拡大
「M4 GTS」の車体後部には、大きなリアウイングが装着される。0-100km/hの加速タイムは、3.8秒。
「M4 GTS」の車体後部には、大きなリアウイングが装着される。0-100km/hの加速タイムは、3.8秒。 拡大
BMWのブース内には、プラグインハイブリッドモデル(写真)や電気自動車も並べられた。
BMWのブース内には、プラグインハイブリッドモデル(写真)や電気自動車も並べられた。 拡大

■500psのスペシャルモデルが登場

BMWはM4 GTSをワールドプレミア、2015年10月に国内で発表された新型7シリーズも出展した。モデル紹介に先立ってBMWジャパンのペーター・クロンシュナーブル社長が壇上に立ち、BMWの売り上げが全世界で好調であることを報告した。
クロンシュナーブル氏によれば2014年は過去最高の販売台数を記録、2015年も9月末までの期間でみると対前年比で12%の売り上げ増を達成しているとのことだ。

ここで新型7シリーズの名が呼ばれ、白い「BMW 740Li」がステージに登場した。モデル概要の説明は、BMWグループのデザイン本部長であり副社長も務めるエイドリアン・ファン・ホーイドンク氏が行った。

ファン・ホーイドンク氏によれば、新型7シリーズのデザインテーマはモダンラグジュアリーとのこと。同車が秘めるインテリジェンスやハイテクノロジーを、造形としても表現したと述べた。具体的には、必要な空気の流入量に応じて開閉するフロントグリルや、「BMW i8」にも採用したレーザーライトを挙げた。
デザイン全体では、最低限のラインでアンダーステートメントな表現を心がけつつ、クロムの処理などの細部にこだわったとのことだった。

もう一台のBMW M4 GTSを紹介したのは、BMW M社のフランシスカス・ファン・メール社長。M社が手がけたモデルの、2014年の売り上げは対前年比で+44%と大幅に伸びており、2015年も大幅な増加が見込まれるという。そして2016年に世界700台限定で投入するのが、このBMW M4 GTSだ。
「M3」「M4」に搭載する3リッター直列6気筒ターボエンジンを大幅にチューンしたエンジンは、最高出力500psを発生。軽量構造の徹底や、20%の軽量化を果たしたチタン製マフラーの採用などで、車重1510kgにまでダイエットしている。
ファン・ミール氏は、「レーシングカーのエキサイトメントを堪能できるモデルです」とM4 GTSを紹介した。

BMWはほかに、「X5 xDrive40e」「330e」「225xe」といったプラグインハイブリッド車を持ち込み、自社の戦略において「電気」が重要であることをあらためて示した。

(文=サトータケシ)

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