プジョー、ジャパンプレミアを含む3車種を展示
2011.11.05 輸入車■プジョー、ジャパンプレミアを含む3車種を展示
プジョー・シトロエン・ジャポンは、2011年11月30日のプレスデイで幕を開ける第42回東京モーターショーの出展概要を、11月4日に発表した。ジャパンプレミアとなる「3008Hybrid4(ハイブリッド4)」を含め、合計3台が展示される。
■世界初の量産ディーゼルHV「3008Hybrid4」
「3008ハイブリッド4」は、世界初の量産ディーゼルハイブリッドカーである。163psを発生する2リッターHDi(コモンレール式直噴ディーゼルターボ)エンジンで前輪を、37psのモーターで後輪を駆動する構造をとる。
合計200psのシステム出力と、99g/kmというCO2低排出量を両立し、なおかつ3008初の4WDである点も特徴だ。モーターのみで走行するZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)モードのほか、4WDモード、スポーツモード、オートモードという合計4つの走行モードを備えている。
会場では、ガソリンエンジンの3008とは微妙に異なるエクステリアやインテリアも目にすることができるだろう。ヨーロッパでは2012年春からデリバリーを開始するというが、今回の東京モーターショーでは参考出品となる。日本でも導入に向けて検討が進められているとのことで、それを証明するための展示とも言えそうだ。
■特別仕立ての「508グリフ」と「RCZ」
プジョーの参考出品車はもう1台ある。「508Griffe(グリフ)」だ。今年7月から日本でも販売されている「508」の上級グレードである。デビュー後まだ日が浅いこともあって、モーターショーで初めてその姿を見ることになる人も多いのではないだろうか。
参考出品となる理由は、特別仕立ての上質のナッパレザーをインテリアにおごっているため。シガーの「Cohiba(コイーバ)」からヒントを得たチョコレートブラウン色のインテリアは、来年の導入が予定されている。
現在販売されている508のインテリアは、レザーもファブリックもブラックのみであり、フランス車らしいエレガントな色があればと思っていた人もいるだろう。今回の参考出品車は、そう考えるユーザーにとって願ってもない仕様と言えそうだ。
3台目は「RCZ」の左ハンドル6段MT仕様だ。こちらもパッケージオプションを装着した特別仕立てとなり、ブラックカーボンルーフ、ダッシュボードまでレザー仕様の「インテグラルレザー」、19インチアロイホイールなどが採用される。
3008ハイブリッド4で独自の環境技術をアピールしながら、508グリフとRCZではスタイリッシュでドレッシーな世界を強調するプジョーブースは、環境性能を追求しつつも楽しさを忘れないブランドイメージを的確に表現したものになりそうだ。
(文=森口将之)
-
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
NEW
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。