スバルBRZ S(前編)

2016.10.20 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceなど、数々のモータースポーツシーンで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回の試乗車は、さまざまな改良が施されて大幅に進化したと評判の「スバルBRZ」である。新旧の違いを、谷口に詳しく語ってもらおう。

似て非なる最新型

誠に申し訳ないが「トヨタ86」もスバルBRZもデビュー当時に少し試乗した程度の私(というのはオオタニ タツヤのことです)には、今回BRZが“大幅改良”されたといっても、どこがどう変わったのか判然としない。そこでそのことを素直に谷口信輝に伝えると、彼は懇切丁寧に説明し始めてくれた。

「外観でいうとバンパーもヘッドライトも変わっているし、テールライトのデザインが新しくなって、新たにリアウイングも付いた。インテリアでは、メーターパネルに液晶パネルが追加されて情報量が増えて、あとはステアリングホイールがすっごくよくなったんですよ。使っている革もいいし」

後で調べたところ、ステアリングリムは一部が削られた楕円(だえん)形状になってホールド性がより向上したらしい。さらにはニーパッドが追加されたりエアコンスイッチが見直されたりと、細かいところまであわせると改良箇所はかなりの数に上るようだ。

それにしても谷口は新型BRZについて詳しい。実は86についてもかなり詳しいのだが、それは彼が86/BRZ Raceに出場(それも2年連続チャンピオン!)しているうえに、先日、某メディアのために旧型との比較テストを行ったことも関係しているらしい。ならば、好都合。今回も思うところを洗いざらい語ってもらうことにしよう。

「この新型、従来型と比べてものすごくいいですよね」
おお、のっけから大絶賛のようだ。
「大きく変わったのは、ファイナルギアをたしか4.1から4.3にローギアード化して、加速がよくなったところ。エンジンの馬力も7ps上がっているんですけれど、それよりもファイナルを変えたことのほうが効いていますよね」

この連載の熱心なファンであればご存じのとおり、“レーシングドライバー”谷口信輝はコーナリング中にタイヤのフリクションサークルを余らすのが大キライだから、自分が欲しいときに必要とするパワーが瞬時に得られるドライブトレインを理想としている。その意味からもファイナルギアは低いほうが好みなのだが、新しいBRZはまさに谷口の希望どおりの改良を受けたといえるだろう。

 
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スバルBRZ S
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4240×1775×1320mm/ホイールベース:2570mm/車重:1240kg/駆動方式:FR/エンジン:2リッター水平対向4 DOHC 16バルブ/トランスミッション:6段MT/最高出力:207ps(152kW)/7000rpm/最大トルク:21.6kgm(212Nm)/6400-6800rpm/タイヤ:(前)215/45R17 87W (後)215/45R17 87W/車両価格:297万円
スバルBRZ S
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4240×1775×1320mm/ホイールベース:2570mm/車重:1240kg/駆動方式:FR/エンジン:2リッター水平対向4 DOHC 16バルブ/トランスミッション:6段MT/最高出力:207ps(152kW)/7000rpm/最大トルク:21.6kgm(212Nm)/6400-6800rpm/タイヤ:(前)215/45R17 87W (後)215/45R17 87W/車両価格:297万円 拡大
 
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