日産GT-Rプレミアムエディション(前編)
2017.06.29 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回は日本を代表するスポーツカー「日産GT-R」に試乗する。“イヤーモデル制”が採られ、年ごとに着々と進化してきたR35型GT-R。デビューから10年を経て、その完成度はどこまで高まったのか。かつてR35を所有していた谷口が、オーナー目線で語る!GT-Rは「すぐ速い」
今回、谷口信輝に試乗してもらったのは日産が、というよりも日本が世界に誇るスポーツカーの日産GT-Rである。
GT-Rはあらゆる意味で日本車の枠組みを大きく超えたクルマだ。まず、エンジンパワーが圧倒的に大きい。デビューした2007年当時、500psに迫る最高出力を実現した日本車はGT-Rだけ。ボディー、シャシー、駆動系もこのパワーをフルに生かし切ることを前提に設計され、300km/hの巡航が可能とされた史上初の日本車でもあった。
もうひとつGT-Rで特徴的なのが、デビューから10年のときを経てもフルモデルチェンジすることなく、毎年のように緻密な改良を重ねていまなお世界トップクラスのパフォーマンスを得ていることにある。そしてそんなGT-Rの歩みを、谷口はずっと注目し続けてきたという。
「現行型のR35、僕も持っていたんですよ。2007年モデルを中古で買ったんです。当時、最高出力は480psでしたが、まあ速かった。僕はGT-Rを表現するときにただ『速い』じゃなくて『すぐ速い』という言葉を使っているんです。アクセルを踏み始めたらすぐに『ブワーッ!』って加速していく。信号が青になったら、もう瞬間的に加速している。本当に、自分が思っている以上のスピードがあっという間に出ているから、自分に自分でブレーキをかけられる人じゃないと危ないと思いますよ」
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