フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(後編)

2017.07.20 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き「フォルクスワーゲン・ゴルフGTI」に試乗する。その出来が「完璧に近い」と“ホットハッチの定番”に太鼓判を押した谷口。では、そんなゴルフGTIは一体どんなドライバーにオススメなのだろうか?

不満が見つからない

「このクルマ、乗っても超お買い得じゃないですか」
撮影が終わってもなかなか試乗をやめなかった谷口は、ゴルフGTIの運転席から降り立つと、開口一番にそう語った。

「完璧に近いといっていいんじゃないんですか。少なくとも僕には、文句をつけたくなるところがどこにもないんですけど……」
いつも辛口な谷口がここまで激賞するとは珍しい。

「230psのエンジンにもなんにも不満はありません。パワーは十分だし、どんくさいところはどこにもない。エンジンも、ギアボックスのDSGも、そしてコーナリングフィールも素晴らしくいい」

ただし、限界付近のコーナリングについては細かい指摘があった。
「ある程度のペースになると電子デバイスが働き始めて、いろんなところのブレーキをちょいちょいつまみ始める。しかも、介入し始めるタイミングがちょっと早めだし、ピッ、ピッとブレーキを利かせている様子もなんとなく感じる。あの辺を、もうちょっとわからないようにしてくれたら、さらに素晴らしいんですけどね」

もっとも、全体から見れば、これはごくささいな問題でしかなかったようだ。
「クルマに試乗するとき、僕が最初に注目するのは発進の仕方で、ギア比や電子制御スロットルの設定などでドライバーが感じるタイムラグにどう対処しているかが、まずは気になる。そこから加速感、操舵感みたいなものが順に気になっていく。でもね、いま、その目の前のコーナーを走ったときも、ブレーキを全然踏まずにいける安心感がありました。僕がよく言う『コーナリングの数字がそろっている』という点でも不満はない。まだ、それほどハードにブレーキを使ったわけじゃないけれど、ブレーキペダルのフィーリングにも不満はありません。もちろん、あちこちにちょっとずつ走りの性能を磨く余地は残されているかもしれませんが、本当にこのままでも不満がない。いいクルマだと思います」

 
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フォルクスワーゲン・ゴルフGTI
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4275×1800×1470mm/ホイールベース:2635mm/車重:1380kg/駆動方式:FF/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:6段AT/最高出力:230ps(169kW)/4700-6200rpm/最大トルク:350Nm(35.7kgm)/1500-4600rpm/タイヤ:(前)225/40R18 (後)225/40R18/価格:399万9000円
フォルクスワーゲン・ゴルフGTI
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4275×1800×1470mm/ホイールベース:2635mm/車重:1380kg/駆動方式:FF/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:6段AT/最高出力:230ps(169kW)/4700-6200rpm/最大トルク:350Nm(35.7kgm)/1500-4600rpm/タイヤ:(前)225/40R18 (後)225/40R18/価格:399万9000円拡大
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