ホンダ、欧州向け新型「シビック」の写真公開【フランクフルトショー2011】
2011.09.13 自動車ニュース【フランクフルトショー2011】ホンダ、欧州向け新型「シビック」の写真公開
本田技研工業は2011年9月13日、欧州向け新型「シビック(5ドア)」の内外装の写真を追加公開。これまで一部しか公開されていなかった新型の全体像が見えてきた。
■欧州での走り込みは過去最多
既報のとおり、ホンダは欧州向け新型「シビック(5ドア)」をフランクフルトモーターショーに出展する。今回発表されるのは、欧州市場をターゲットに開発された海外専用モデル。日本とヨーロッパのチームが共同で作り上げた。
新型の開発にあたり、テーマに掲げられたのは、走りの質感を高めること。従来モデルはスポーティなハンドリングを実現していたものの、乗り心地については開発者自らが改善の余地ありという判断を下した。そこで新型シビックの開発チームは初期テストを日本の研究開発センターで行った後に、ヨーロッパで徹底的に走り込むことで、乗り心地とハンドリングを仕上げたという。ある開発者は「ヨーロッパで走行テストに費やした時間は、歴代のどのホンダ車よりも多い」と話している。
乗り心地とハンドリング性能を高めるうえでポイントとなったのは、ボディ剛性の向上とサスペンションの見直し。特にリアは、荷室拡大にも寄与するトーションビーム式リアサスペンションを従来モデルから受け継ぎながら、ビームの肉厚を高め、スタビライザーの径も拡大することで、車体とサスペンションの一体感の向上や、高速走行時のスタビリティアップが図られた。
またリアサスペンションのブッシュに液体封入式ブッシュを採用したことも、乗り心地とハンドリングの向上に貢献しているという。
(webCG 曽宮)
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