アウディ、2018年は高級モデルの新型に注力

2018.01.11 自動車ニュース
発表会では、新型「アウディA8」「同A7」の導入についても言及された。写真は、そのスライド資料の一部。
発表会では、新型「アウディA8」「同A7」の導入についても言及された。写真は、そのスライド資料の一部。拡大

アウディ ジャパンは2018年1月11日、東京都内で記者発表会を開催し、2017年の実績および2018年の事業計画を報告した。

出席した記者からの質問に答える、アウディ ジャパンの斎藤 徹 代表取締役社長。
出席した記者からの質問に答える、アウディ ジャパンの斎藤 徹 代表取締役社長。拡大
国内における販売台数の推移を示すグラフ。2017年は前年割れとなったものの、2018年は期待できるという。
国内における販売台数の推移を示すグラフ。2017年は前年割れとなったものの、2018年は期待できるという。拡大
2017年に特に好調だったモデルは、コンパクトSUVの「Q2」(写真右下)。予定を大幅に上回る約2700台が販売された。
2017年に特に好調だったモデルは、コンパクトSUVの「Q2」(写真右下)。予定を大幅に上回る約2700台が販売された。拡大
販売店のサービスにおいて、デジタル化を進めているアウディ。車両の修理に際しては、該当部分を動画で撮影し、オンラインでユーザーに示した上でメンテナンスの相談をするサービスを展開している。
販売店のサービスにおいて、デジタル化を進めているアウディ。車両の修理に際しては、該当部分を動画で撮影し、オンラインでユーザーに示した上でメンテナンスの相談をするサービスを展開している。拡大
アウディ ジャパンの2018年の重点目標は、2017年と同じ5つ。「先進的で魅力ある製品」「ブランドコミュニケーション」「ネットワークセールス」「顧客ロイヤルティー」「デジタルサービス」がキーになっている。
アウディ ジャパンの2018年の重点目標は、2017年と同じ5つ。「先進的で魅力ある製品」「ブランドコミュニケーション」「ネットワークセールス」「顧客ロイヤルティー」「デジタルサービス」がキーになっている。拡大

ディーゼル車の取り扱いも検討

今回の発表会が開催された時点では最終的な数字は確定していなかったものの、「2017年については、前年並みかそれを少し上回るレベル(約180万台)の世界販売台数を見込んでいる」というアウディ。その日本法人であるアウディ ジャパンの斎藤 徹 代表取締役社長は、「近年の日本は円安や株高に支えられ、(アウディのセールスにとって)ポジティブな環境にあります」などと語気を強めた。

その日本市場における2017年の販売実績は、2万8336台だった。2016年の2万8502台をわずかに下回る結果であるが、斉藤社長によれば、その要因は「一部モデルの供給不足」。受注台数で見れば、中でも2017年下期は過去3年で最高の値を記録したほど好調だったとのこと。「2018年はいいスタートがきれると思う」と、前向きなコメントを残した。

一方の中古車(認定中古車)販売も、1万2167台で過去最高。新車と中古車を合わせたアウディ車全体では、4年連続の「4万台超え」を記録した。2018年については、いわゆる新古車を増やすような計画的な登録数増加を望まないものの、「引き続き“年間新車販売台数3万台”を目標に努力していく」と述べた。

2018年は、最上級セダン「A8」や4ドアクーペ「A7」など、ハイエンドモデルの新型が日本市場に導入される。このうちフラッグシップとされるA8は、“レベル3”の自動運転(条件付き自動運転)が可能である点がトピック。日本では法的な許可や技術認証の観点から、加速や制動、操舵のうちいくつかを自動で行う“レベル2”(準自動運転)の車両として扱われるものの、40以上の運転支援システムを搭載している点は、大きなセリングポイントだ。2018年の年央には、導入開始の見込みだという。

斉藤社長自身は、航続距離500kmを誇るEV「e-tron」が年内にドイツで発売されることが、日本市場にどれだけのインパクトを与えるのかいまから楽しみとのこと。このe-tronと、コンセプトカー「イレイン」の市販バージョンたる「e-tronスポーツバック」は、2020年までには日本にも導入される予定だ。

現在ラインナップされていないディーゼル車についても「日本ではいまディーゼルの販売が伸びている」との認識を示しつつ、時期は定まっていないものの、日本市場へのディーゼル車導入についても検討していることを明らかにした。

(webCG 関)

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