フォルクスワーゲンe-ゴルフ(前編)
2018.02.08 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバーの谷口信輝が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回の主役は「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の電気自動車仕様「e-ゴルフ」である。内燃機関を搭載するゴルフは、Cセグメントのスタンダードとして圧倒的な支持を受けているが、その電気自動車版の実力やいかに? 谷口視点で評価する!バッテリーが減っていくのが心配で仕方ない
本日、谷口信輝に試乗してもらうのは、日本市場への本格導入が始まったばかりのe-ゴルフ。「あれ、e-ゴルフって何年か前に発表されていなかった?」と思ったあなたは正しい。実は、ゴルフVIIの発売とほぼ同じタイミングで一度お披露目されたものの、このときは日本式急速充電であるCHAdeMOとの相性がよくないことが発覚し、発売が延期されていた。
もっとも、CHAdeMOを用いないヨーロッパなどでは予定通り販売され、昨年にはゴルフVIIのマイナーチェンジに伴ってその進化版が登場。今回、谷口に試乗してもらったのも、バッテリー容量が24.2kWhから35.8kWhに“増量”されて航続距離が301km(JC08モード)に伸びた最新のe-ゴルフである。
とはいえ、やはり話題はバッテリー容量から始まった。
「僕はスマホでもバッテリーが減っていくのが心配で心配で仕方がないタイプ。だから、いつも予備のバッテリーを持ち歩いています」と谷口。
「いまもe-ゴルフでこの箱根のワインディングロードを走ったら、見る見るバッテリーの残容量が減っていって不安になりました。だって、最初は100kmくらいを表示していたのに、思いっきり坂を駆け上っていったらものすごい勢いで数字が小さくなった。だから、坂を下ってくるときは極力ブレーキを踏んでエネルギー回生したくなっちゃう。カメラマンさんから無線で『撮影、OKです!』って連絡がきたときは、もう少しでこの駐車場を通り越しそうだったけれど、安全を確認したうえで慌てて飛び込んできたくらい。だって、僕の取材が終わったら『はい、終了!』じゃなくて、スタッフの皆さんはこのクルマで東京まで戻らないといけないんですよね? そこまで考えたら、バッテリーを最後まで使い切っちゃうわけにはいかないじゃないですか……」
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