トヨタ・センチュリー
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=5335×1930×1505mm/ホイールベース:3090mm/車重:2370kg/駆動方式:FR/エンジン:5リッターV8 DOHC 32バルブ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:CVT/最高出力:381ps(280kW)/6200rpm/最大トルク:510Nm(52.0kgm)/4000rpm/モーター最高出力:224ps(165kW)/モーター最大トルク:300Nm(30.6kgm)/システム最高出力:431ps(317kW)/タイヤ:(前)225/55R18 98H/(後)225/55R18 98H(ブリヂストン・レグノGR001)/燃費:13.6km/リッター(JC08モード)/価格:1960万円
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運転好きでもほれる後席
今回、レーシングドライバーの谷口信輝に試乗してもらったのは、20年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたトヨタの高級リムジン、センチュリーである。
センチュリーで大切なのはハンドリングよりも後席の居住性だろう。というわけで、谷口にはまずリアシートに収まってもらった。それも、最も“おもてなし度”が高い助手席の後ろ側にあたるシートが指定席だ。この席であれば、リアのアームレスト内に仕込まれたタッチパネルの操作で助手席を前に移動させるとともに前方に倒し、そのシートバックに内蔵されているオットマンを展開することができる。
「あー、いやあ、さすがに足りないかな」
どうやら標準的な日本人よりもだいぶ脚が長い谷口には助手席までのスペースが不足気味で、十分足を伸ばせないようだ。
この連載の読者であればご存じのとおり、日本車に装着されているオットマンを使って谷口がしっくりきたことはこれまでほとんどない。谷口が使うと、本来かかと付近を支えるべきオットマンの先端が彼のふくらはぎに当たってしまい、痛いだけでちっともリラックスできないからだ。
例外は、オットマンを後席から前方に長く延長できた新型「アルファード」くらいのもの。助手席のシートバックに仕込まれたセンチュリーでもさすがにダメだったかと少し落胆していたところ、谷口が前述のタッチパネルを操作して後席を後方にスライドさせ、さらにシートバックをリクライニングさせたところ、ぴたりと収まるポジションが見つかったようである。
「うわ、これはいい! この後席に収まったまま、自分の仕事場に行ってみたいなあ」
谷口信輝(たにぐち のぶてる)
レーシングドライバー
1971年広島生まれ。高校時代からバイクに夢中になり、18歳でミニバイクレース日本一に。その後、ドリフトと出会い、四輪に転身。2001年(30歳)に本格的にレース活動を開始した。D1グランプリでは初開催の2001年にシリーズチャンピオンを獲得し、その後も表彰台の常連として活躍するが、2005年シーズンをもってフル参戦を一時的に休止。2012年、7年ぶりに同グランプリにフル参戦で復帰した。一方、全日本GT選手権(現SUPER GT)には2002年から参戦しており、2011年にSUPER GT初の“痛車”チーム、グッドスマイルレーシングの「初音ミクBMW Z4 GT3」を駆ってシリーズチャンピオンを獲得。2014年に2度目のチャンピオンに輝いた。2017年に同チームから「メルセデスAMG GT3」で参戦し、3度目のチャンピオン獲得。2018年シーズンは2年連続の王座を狙う。
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“ヤバい”ほどの快適さ
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