「プジョー508」のステーションワゴン版「508SW」発売 5人乗車時の荷室容量は先代を大きく上回る530リッターに
2019.07.04 自動車ニュース![]() |
プジョー・シトロエン・ジャポンは2019年6月27日、新型「プジョー508SW」を発売した。
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同車はプジョー自身が“4ドアファストバック”と呼ぶ、クーペスタイルが特徴となる最上級サルーン、「508」のステーションワゴン版で、2018年9月にパリモーターショーでワールドプレミアされた。508SWとしては第2世代にあたる。
エクステリアではベースとなった508と同様に、新世代プジョーで用いられる特徴的な意匠を採用。ボディー前半のデザインは508を踏襲し、フレームレスドアの4ドアクーペフォルムをもとに、ルーフの延長やサイドウィンドウの拡大によってステーションワゴン化を行っている。
日本導入モデルのボディーサイズは、全長×全幅×全高=4790×1860×1420mm、ホイールベース=2800mmで、508に比べ全長のみ40mm長い数値となる。これはリアのオーバーハングの違いによるものだと説明されている。車重は同一エンジン同グレードの「GT BlueHDi」で比較した場合、40kg重い1670kgとなる。
インテリアにおいても、i-Cockpitと呼ばれる運転席まわりやキャビンは基本的に508と同デザインである。ただし、ステーションワゴン化によって後席の居住性は向上。508よりも約40mm多く頭上方向のゆとりが確保されているという。
ラゲッジスペースは、ベースとなった508に比べ48リッター分拡張された530リッターの容量となる。これは先代508SW比で182リッターの拡大とアナウンスされている。後席収納時の荷室容量は1780リッター。こちらは先代比で243リッター大きいものとなる。リアシートのワンタッチフラット機能と電動テールゲートは、ファストバックと共通の仕様で、「GTライン」と「GT」グレードに標準装備される。
パワーユニットには、508と同様に最高出力180psの1.6リッター直4ガソリンターボと、最高出力177psの2リッター直4ディーゼルターボという2種類のエンジンをラインナップ。ともに8段ATが組み合わされる。駆動方式はFFのみ。WLTCモードの燃費値はガソリンが14.1km/リッター、ディーゼルが16.9km/リッターと発表されている。
先進運転支援機能の充実も508譲りとなる。ストップ&ゴー機能を備えたアクティブクルーズコントロール、プジョー初搭載のレーンポジショニングアシスト、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターシステム、インテリジェントハイビーム、トラフィックサインインフォメーション、二輪車も検知可能な第2世代アクティブセーフティーブレーキなどを標準装備。前方200mの距離を赤外線カメラが監視し、歩行者や野生動物の映像をメーターパネルに投影するナイトビジョンや、フルパークアシストもオプション設定されている。
ボディーカラーは508SWのみに採用される新色アマゾナイトグレーのほか、アルティメットレッド、パールホワイト、ダークブルー、ハリケーングレー、ペルラネラブラック、セレベスブルーの全7色をラインナップしている。
価格は以下の通り。
- 508SWアリュール:442万円
- 508SW GTライン:484万円
- 508SW GT BlueHDi:517万円
(webCG)