見どころいっぱい! 開放的な「OPEN ROAD」でエキサイティングなEV体験を【東京モーターショー2019】
2019.10.25 自動車ニュース“未来のモビリティー”としてしばしば紹介されてきた、コンパクトな電動コミューター。今回の東京モーターショーでは、そんな新しい乗り物に触れ、試乗する場も設けられている。
新鮮味のある新エリア
有明と青海の2つの拠点をメイン会場とした今年の東京モーターショーで、新たな試みとして注目されているのが、2つの会場をつなぐ通路「OPEN ROAD(オープンロード)」です。およそ1.5km、徒歩実測値で20分ほどと散歩にもちょうど良い距離で、道路を見下ろす大きな橋の上というロケーションは開放感にあふれています。
入場無料エリアとして一般に開放されていることもあってか、メイン会場とは違い、クルマの展示の仕方も自由度が高いという印象。ハイパフォーマンスカーがあったかと思えば、アニメのキャラクターをプリントした“痛車”、キャンピングカーにバイク、警察車両など、あらゆるジャンルの車両がランダムに展示されていて、まさに、都市とクルマとが融合したオープンエアミュージアムといった雰囲気です。
中でもおすすめしたいのが、小型モビリティーの試乗コーナー。試乗するには入場券が必要ですが、パーソナルモビリティー、電動キックボード、超小型モビリティー、そして子ども用カートと、大きく分けて4つのモビリティーに試乗することができます。
今回は、トヨタのパーソナルモビリティー「歩行領域EV 立り乗りタイプ」と、Wind Mobility Japanの電動キックボード「WIND 3.0」、そして、日産の超小型モビリティー「Nissan New Mobilityコンセプト」に試乗してみました。
一番ワクワクしたのは、電動キックボードです。試乗エリア内での制限速度は10km/hですが、坂道では最高速の25km/h近くまで出てしまうし、三輪や四輪のモビリティーに比べるとバランスを崩しやすく、はるかにスリリング。普段からスケートボードなどに親しんでいる人なら、上手に乗りこなせるのではないでしょうか。
野外エリアを存分に生かした会場づくりと無料エリアの充実など、OPEN ROADにはこれまでにない新鮮味も感じられる、今年の東京モーターショー。唯一、天気が悪い時の対応が気になりますが、スタッフによれば「天候によって一時中断になる可能性はあるものの、基本的には雨でも試乗体験は行います」とのこと。試乗希望の場合は、念のため出掛ける前に東京モーターショーのホームページのチェックをお忘れなく!
(文=スーザン史子/写真=スーザン史子、webCG)
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