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「ワークスタイル」とか「オーバーサイズ」というと若者の特権のようだが、そもそも古い写真に見る往年のパドック風景は、そうしたスタイルの大人たちで埋め尽くされている。だが大人が着られるダボっとしたサイズ感の服は、素材を選ぶ。意外にもグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードとのコラボレーションを通じて、カウハイドレザーの老舗であるコノリーが、コットンのレーシング・オーバーオールを手がけている。
オーバーオールといえばメカニックはもちろん、ドライバー本人も作業時に着ることを前提のフィットとなる。ブルゾン仕立ての襟の裏はリブになっていて、体がどう動いても、首から肩まわりがだらしない風にはなりづらい。両袖と両裾はカフス留めになっているのに加え、トレンチコートよろしくウエストまわりもベルテッド仕様なので、軽く絞るようにシルエットを調整できる。実際、作業時やドライブ時に胴まわりがもたつかない方が動きやすいのだ。
いわゆるVゾーンは、蝶(ちょう)タイも合わせられそうなラペル襟。それでいてオイル汚れを伴う作業もドライビングもこなせる絶妙のあんばいは、ヴィンテッジなスポーツの場を知り尽くすコノリーのノウハウにほかならない。
(文=南陽一浩/写真=加藤純也)
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【コノリー】
19世紀に創業、馬車の頃から内装しつらえで英国王室御用達とされ、ロールス・ロイスやアストンマーテイン、ベントレーの内装でも名をはせる。現在はレザーに限らず、トータルなライフスタイルブランドに。
CONNOLLY/OVERALL
コノリー/オーバーオール
問い合わせ:コノリー銀座店 03-3574-3411
https://www.connollyjapan.com/

南陽 一浩
1971年生まれ、静岡県出身、慶應義塾大学卒。出版社を経てフリーライターに。2001年に渡仏して現地で地理学関連の修士号を取得、パリを拠点に自動車や時計、男性ファッションや旅関連を取材する。日仏の男性誌や専門誌へ寄稿した後、2014年に帰国。東京を拠点とする今も、雑誌やウェブで試乗記やコラム、紀行文等を書いている。
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