ロータス・エヴォーラにATモデルが登場
2011.06.03 自動車ニュース「ロータス・エヴォーラ」にATモデルが登場
英国ロータスカーズの正規輸入代理店LCIは2011年6月3日、ミドシップスポーツカー「エヴォーラ」にATモデル「エヴォーラIPS」を追加設定し、発売した。
2009年1日に日本上陸、6月に発売されたロータスのミドシップスポーツカー「エヴォーラ」。これまでそのトランスミッションは6段MTのみだったが、新たに6段ATモデルが加わった。
「IPS(インテリジェント・プレシジョン・シフト)」と呼ばれるオートマチックトランスミッションは、エンジン本体と同様、トヨタ自動車から供給されるもの。はやりのデュアルクラッチ式MTではなく、伝統的なトルクコンバーター式のATで、標準で備わるスポーツモード選択ボタンを押せば、オートマ走行時の変速回転数をより高めることもできる。
ステアリングホイールの裏側にはシフトパドルが備わっており、手動による変速も可能だ。
エンジンそのもののパフォーマンス(280ps/6400rpm、35.7kgm/4600rpm)はこれまでのMTモデルと変わらないが、レブリミットは6600rpmから6500rpmとわずかに低下。最高速度は、MT車の261km/hよりやや控えめな、250km/hとなる。
また、トランスミッションの変更にともない、車重が60kg増加し(1390kg→1450kg)、最低地上高は15mm低くなる(125mm→110mm)が、そのほか、外観におけるMTモデルとの違いはない。
ラインナップはMTモデル同様、定員4名の「2+2」と後部座席を廃した「2+0」の2種類。価格は前者が937万5000円で、後者が895万5000円。ともにMTモデルより45万円高となっている。
(webCG 関)