BMWから大型二輪モデル「R18」登場 往年の名車を想起させるクラシカルな新型クルーザー
2020.04.07 自動車ニュース![]() |
独BMWモトラッドは2020年4月3日、クルーザータイプの大型二輪モデル「BMW R18」を発表した。
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排気量1.8リッター(!)の“ビッグボクサー”を搭載
R18は、「R5」(1936年登場)をはじめとする往年のBMW製二輪モデルをモチーフとした、クラシックなスタイリングが特徴の大型クルーザーモデルである。
エンジンは新開発の空/油冷4ストローク水平対向2気筒OHV 4バルブ(1気筒当たり)で、1802ccという大排気量から91PS(67kW)/4750rpmの最高出力と158N・m(16.1kgf・m)/3000rpmの最大トルクを発生。345kg(空車重量)という重量級の車体を力強く加速させる動力性能に加え、深みのあるエンジンサウンドや心地よい鼓動も実現しているという。トランスミッションは乾式単板クラッチと常時かみ合い式6段ギアボックスの組み合わせで、後輪への動力伝達はBMW伝統のシャフトドライブが用いられている。
車両構造も往年のBMW製モーターサイクルを想起させるもので、骨格部にはダブルループ鋼管フレームを採用。先述のR5と同様、ドライブシャフトの先に位置するリアアクスルはスイングアームにボルトで固定されている。一見リジッドフレーム風に見えるスタイリングと同じくライディングポジションもクラシカルで、フットレストは前に足を投げ出して乗るのではなく、しっかりヒザを折って乗るようエンジンシリンダーの後方に配置。“ミッドマウントフットペグ”と呼ばれるこのレイアウトにより、リラックスでき、かつ車両を的確に操縦できるライディングポジションを実現しているという。
ブレーキはフロントがツインディスク、リアがシングルディスクで、ともに4ピストン固定キャリパーを装備。サスペンションはフロントがφ49mmのスリーブ付きテレスコピックフォーク、リアがカンチレバーとスプリング・プリロード調整式のストラットの組み合わせで、「意図的に電子制御式調整機能を省略」(プレスリリースより)しているという。
一方で、安全装備については現代的かつ充実しており、スタビリティーコントロール(解除可能)やエンジンドラッグトルクコントロールといったシステムを標準採用。オプションでリバースアシスト、ヒルスタートコントロールといった快適装備も用意している。また、クルーザーモデルとしては珍しくライディングモードセレクターを搭載している点も特徴で、ライダーは状況に応じて、ウエット路面に適した「Rain(レイン)」、ノーマルモードの「Roll(ロール)」、ダイナミックな走りを楽しめる「Rock(ロック)」の3種類の中から、適切な走行モードを選択できるという。
(webCG)
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