「MINIクロスオーバー」が大幅改良 環境性能を改善するとともに運転環境をデジタル化

2020.05.27 自動車ニュース webCG 編集部
MINIカントリーマン(日本名:MINIクロスオーバー)
MINIカントリーマン(日本名:MINIクロスオーバー)拡大

独BMWは2020年5月27日、大幅改良を受けた「MINIカントリーマン(日本名:MINIクロスオーバー)」を発表した。

 
「MINIクロスオーバー」が大幅改良 環境性能を改善するとともに運転環境をデジタル化の画像拡大
 
「MINIクロスオーバー」が大幅改良 環境性能を改善するとともに運転環境をデジタル化の画像拡大
 
「MINIクロスオーバー」が大幅改良 環境性能を改善するとともに運転環境をデジタル化の画像拡大
 
「MINIクロスオーバー」が大幅改良 環境性能を改善するとともに運転環境をデジタル化の画像拡大
 
「MINIクロスオーバー」が大幅改良 環境性能を改善するとともに運転環境をデジタル化の画像拡大
 
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「MINIクロスオーバー」が大幅改良 環境性能を改善するとともに運転環境をデジタル化の画像拡大
 
「MINIクロスオーバー」が大幅改良 環境性能を改善するとともに運転環境をデジタル化の画像拡大

エンジンや排気系の改良で排ガス性能を向上

MINIクロスオーバーはBMW傘下のプレミアムコンパクトカーブランド、MINIがラインナップするSUVであり、同ブランドのグローバル市場における新規登録台数の約30%を占める基幹モデルである。

今回の改良では、パワーユニットの環境性能を改善。ガソリンエンジンに微粒子フィルターを、ディーゼルエンジンに尿素水(AdBlue)を用いたSCRシステムを組み合わせることで、全モデルにおいて、欧州で2021年施行予定の排出ガス基準「ユーロ6d」を先取りしてクリアする排ガス性能を実現した。

このほかにも、ガソリンエンジンについてはより細かな熱制御を実現すべく、冷却システムにスプリットクーリングバルブを採用。筒内直接噴射装置の最高噴射圧力を200barから350barに引き上げている。一方ディーゼルエンジンについては、ガソリンエンジンと同じく効率を追求した新しいスタータージェネレーターを採用したほか、これまで「クーパーSD」などの高性能ディーゼルモデルのみに用いられていた2ステージターボチャージャーを「クーパーD」にも採用。インジェクターの最高噴射圧力を2500barに高めることで、エンジンレスポンスの向上も図った。

トランスミッションの設定についても変更しており、これまで“上級モデルのみ標準装備”という扱いだった8段ATを、「クーパー クロスオーバーALL4」「クーパーDクロスオーバーALL4」でも標準装備化した(ただし、日本仕様のクーパーDクロスオーバーALL4は既存のモデルでも8段ATが標準)。

デザインの変更点や新しい装備にも注目

内外装にも手が加わっており、特にエクステリアでは、フロントバンパーやラジエーターグリルなど、フロントまわりの意匠を大きく変更。またLED式のヘッドランプとフォグランプが標準装備となった。一方リアまわりでは、バンパートリムの意匠を変えた新しいリアエプロンを採用。LEDテールランプについても、光源の配置をユニオンジャックのパターンにそろえるなどデザインを変更している。

この他にも、ボディーカラーには「ホワイトシルバーメタリック」と「セージグリーンメタリック」を新採用。灯火類のリムやグリルなどをクローム仕上げからハイグロスブラック仕上げに変更する「ピアノブラックエクステリア」や、新しいデザインの17インチおよび19インチアロイホイールも設定された。

インテリアについても、仕様に応じて各部のサーフェイスが変更となったほか、全モデルにスポーツレザーステアリングホイールを標準装備。シートには運転席のメモリー機能付き電動調整機構や、助手席の高さ調整機構が追加された。このほかにも、新たなオプションとして5インチサイズのデジタルメーター「デジタル・インストゥルメント・ディスプレイ」を設定したほか、オーディオやナビゲーションシステムのラインナップも改定。コネクテッドシステム/サービスである「MINIコネクテッド」の機能も強化しているという。

(webCG)

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