ルノー・メガーヌ ルノースポール トロフィーR(後編)

2020.06.18 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバーも熱くなる、ルノーの高性能モデル「メガーヌR.S.トロフィーR」。われわれのようなクルマ好きは、どんな点に注意すればうまく乗りこなせるのか? 谷口信輝がその走りの特徴について語る。

乗りこなすにはコツが要る

愛してやまないルノー・メガーヌR.S.のトップグレードであるトロフィーRをワインディングロードで試乗して「苦痛」「ちょっと危険」と意外なコメントを口にした谷口信輝。後編ではまず、トロフィーRをサーキットで走らせたときの印象を谷口に語ってもらうことにしよう。
「このトロフィーRに乗る前に、僕は『トロフィー』というもう一段おとなしい仕様のメガーヌR.S.に試乗したんですが、これは4WSがうまく効いていて、これまで前輪駆動車で経験したことがないくらいよく旋回して楽しいクルマだと思いました」

「だから、トロフィーRに乗るときは『4WSを外しちゃって大丈夫?』とちょっと心配しました。実際のところ、4WS付きのほうがよく曲がるのは事実なんですが、トロフィーRはハードめのサスペンションセッティングとかサスペンションストロークをかなり制限するなどして、4WSなしでも鋭い回頭性を手に入れていたんです」

4WSなしのトロフィーRで鋭いコーナリングを実現させるにはどんなドライビングをすればいいのか? 谷口に説明してもらった。
「基本的にはブレーキングで前荷重にするとより曲がりやすくなるのでこれを利用するんですが、あんまり前荷重を強くしすぎるとタックインを起こしてオーバーステアになっちゃう。だから適度な前荷重にコントロールしてあげる必要があるんだけれど、サーキットでのタイムアタック中は極限的なブレーキングを使うことになるので、このギリギリのブレーキングとステアリング特性をどうバランスさせるかがポイントになります。これをきちんとコントロールできるドライバーであれば思いどおりにコーナリングできるだろうし、そうでないドライバーは『なんだか曲がらないクルマだなあ』とか『オーバーステアが強くて危ない』なんて印象を持つことになる。つまり、かなり乗り手を選ぶクルマなんですね、トロフィーRは……」

 
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