メルセデスAMG A45 S 4MATIC+ エディション1(後編)
2020.07.02 谷口信輝の新車試乗 最高出力421PSの高性能ハッチバック「メルセデスAMG A45 S 4MATIC+」に、レーシングドライバー谷口信輝が試乗。“特殊コマンド”「ドリフトモード」での変化を含め、走りの印象をリポートする。これはやる気にさせてくれる
前編では市街地における「メルセデスAMG A45 S 4MATIC+ エディション1」の魅力を語ってくれた谷口信輝。後編はいつものワインディングロードでの印象から始めてもらうことにしよう。
「まあ、とにかく楽しいクルマですよ、新型A45は。まず、このクルマに積まれているのは2リッターターボエンジンじゃないですか。そこから421PSというパワーを引き出すのもすさまじいんですが、これだけのパワーを出そうとするとどうしてもターボチャージャーが大きくなるわけで、2リッターエンジンでは、低回転域でなかなかタービンを速く回せない。そうすると、パワーが湧き出すまでに待たされるわけです。これが、いわゆるターボラグですよね」
ところが新型A45は、ターボラグとは無縁の鋭いピックアップを披露するという。
「結構低回転から、それこそ2500rpmくらいでもブワーとパワーが出始める。ボンネットを開けるとすぐターボチャージャーが見えるから、皆さんも実際に眺めていただきたいんですが、これだけ大きなタービンを瞬時に高回転で回しちゃうこのエンジンって、本当にすごいと思いますよ」
しかも、旧型の7段DCTから8段DCTへと進化したギアボックスが、エンジンのレスポンスのよさをさらに引き出してくれると谷口は言う。
「ギアが1段増えたことでよりクロスレシオになって、加速していくときもパーン、パーン、パーンとものすごくつながりがよくなった。つまり、クロスレシオになったことでシフトアップ直後のエンジン回転数のドロップが少なくなったから、息継ぎせずにすぐに再加速に移れるようになったんです。しかもスポーツモードとかだとシフトカットの“パァーン”って気持ちいい音が入るでしょ。もう、すごいやる気にさせてくれますよね」
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