ホンダが新型の電気自動車「ホンダe」を発表 取りまわしを重視した都市型EVコミューター

2020.08.27 自動車ニュース
新色の「チャージイエロー」が選択された「ホンダeアドバンス」。
新色の「チャージイエロー」が選択された「ホンダeアドバンス」。拡大

本田技研工業は2020年8月27日、新型の電気自動車「ホンダe」を同年10月30日に発売すると発表した。

ベースグレードの「ホンダe」。「アドバンス」より一回り小さな、16インチアルミホイールを履く。
ベースグレードの「ホンダe」。「アドバンス」より一回り小さな、16インチアルミホイールを履く。拡大
ワイドスクリーンが目を引くインストゥルメントパネルまわり。
ワイドスクリーンが目を引くインストゥルメントパネルまわり。拡大
リビングのソファをイメージしたというシート。後席の可倒機構は一体式となっている。
リビングのソファをイメージしたというシート。後席の可倒機構は一体式となっている。拡大
ドライブモードセレクターのスイッチ。
ドライブモードセレクターのスイッチ。拡大
開放的なガラスルーフも全車標準装備となる。
開放的なガラスルーフも全車標準装備となる。拡大
サイドカメラミラーシステムは天候に影響されにくい視界の提供と、Aピラーまわりの視野拡大を意図して採用された。
サイドカメラミラーシステムは天候に影響されにくい視界の提供と、Aピラーまわりの視野拡大を意図して採用された。拡大
「Hondaパーキングパイロット」は縦列駐車を含む5パターンの駐車/出庫に対応。写真のような、斜めの駐車エリアでも利用できる。
「Hondaパーキングパイロット」は縦列駐車を含む5パターンの駐車/出庫に対応。写真のような、斜めの駐車エリアでも利用できる。拡大
ホンダ初のEV専用プラットフォームが採用された「ホンダe」。2020年10月30日に発売される予定だ。
ホンダ初のEV専用プラットフォームが採用された「ホンダe」。2020年10月30日に発売される予定だ。拡大

ベースグレードと上級仕様「アドバンス」の2グレード構成

ホンダeは都市部での利用を想定したコンパクトな電気自動車であり、2019年のフランクフルトモーターショーで世界初公開。日本では2020年8月5日に概要が発表されていた。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=3895×1750×1510mm、ホイールベースは2530mmで、新開発のリアモーター・リアドライブのEV専用プラットフォームを採用することにより、4.3mという小さな最小回転半径と、後輪駆動ならではの快活な走りを実現しているという。

ラインナップはベースグレードと上級仕様の「アドバンス」の2種類。リチウムイオンバッテリーの容量はともに35.5kWだが、モーターの最高出力は前者が136PS(100kW)/3078-1万1920rpmなのに対し、後者は154PS(113kW)/3497-1万rpmと、動力性能に差がつけられている<最大トルクは315N・m(32.1kgf・m)/0-2000rpmで共通>。一充電走行可能距離は、ベースグレードがWLTCモードで283km、JC08モードで308km、アドバンスがWLTCモードで259km、JC08モードで274km。充電に要する時間は3.2kWまでのAC充電で9.6時間以上、6.0kWまでのAC充電で5.2時間以上。CHAdeMO規格の急速充電器を用いれば30分で202kmまで走行可能距離を回復できるという。

両者ともに「ノーマル」と「スポーツ」の2種類の制御を持つドライブモードセレクターが備わっており、またアクセルオフ時の制動力を高めて、ワンペダルで加減速と停車の操作を可能とする「シングルペダルコントロール」機能も搭載。アクセルオフ時の制動力はステアリングパドルの操作により、シングルペダルコントロールがオフの状態では4段階(最大約0.1G)、同システムがオンの状態では3段階(最大約0.18G)で調整可能となっている。

運転支援システムや“つながる技術”にも注目

ホンダeは充実した先進装備も特徴で、インストゥルメントパネルには12.3インチのモニターを2枚並べた「ワイドスクリーンHonda CONNECTディスプレイ」を配置。クラウドとAI技術を活用した対話型のインフォテインメントシステム「Hondaパーソナルアシスタント」や、アプリセンターから提供される各種アプリが利用できる。

また携帯端末との連携機能も取り入れており、専用のアプリをダウンロードすることでスマートフォンをリモコンキーとして使えるようになるほか、遠隔操作でのパワーオン、エアコンの操作、車両状態の確認を可能としている。このほかにも、170万画素の高精細カメラを用いたサイドカメラミラーシステムや、駐車時のアクセル、ブレーキ、ステアリング、シフト操作を自動で行う駐車支援システム「Hondaパーキングパイロット」、V2H(Vehicle to Home)やV2L(Vehicle to Load)に対応する外部給電装置なども採用。自動緊急ブレーキや全車速対応のアダプティブクルーズコントロールなど、予防安全・運転支援システムも充実している。

ボディーカラーは「プラチナホワイト・パール」「ルナシルバー・メタリック」「モダンスティール・メタリック」「クリスタルブラック・パール」「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「チャージイエロー」(新色)の全7色。販売計画台数は年間1000台で、価格はベースグレードが451万円、Honda パーキングパイロットやデジタルルームミラー、プレミアムサウンドシステムなどを備えたアドバンスが495万円となっている。

(webCG)

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