トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”(前編)

2021.02.07 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「トヨタGRヤリス」に試乗。専用3ドアボディーに新開発の3気筒ターボエンジン、さらに独自の4WDシステムを備えた異色のラリーウエポンを、山野はどうジャッジするのだろうか。

筋肉質でボディーがスゴい

「コレは速いですねぇ」

山野哲也がこう切り出した。ニッポンのジムカーナマイスターにして、SUPER GTでチャンピオンになったこともあるプロフェッショナルドライバーをあきれさせたのが、「トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”」だ。WRC(世界ラリー選手権)への投入を目的に開発されたラリーマシンの市販化モデルである。

前後のトレッドを広げ、ルーフをカーボン化しただけでなく各部をアルミ化して軽量化した専用の3ドアボディーに、1.6リッター直列3気筒ターボ(最高出力272PS/最大トルク370N・m)を搭載する。トランスミッションはコンベンショナルな3ペダル式の6段MT。さらに電子制御式多板クラッチを用いたアクティブトルクスプリット方式を採用して、駆動方式を4WD化している。

試乗車のRZ“ハイパフォーマンス”は、無印の「RZ」と比較すると、前後のアクスルに差動制限装置たるトルセンLSDが入り、サスペンションには専用チューンが施される。フロントシートは“プレミアム”仕様。アルミホイールはENKEIの鋳造からBBSの鍛造に、装着タイヤも225/45R18のサイズこそ同じものの、「ダンロップSP SPORT MAXX050」から「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」に変更される。ベース価格はRZが396万円、RZ“ハイパフォーマンス”は60万円高の456万円となる。

「筋肉質でボディーがスゴい。こんなクルマを『よくつくったな』というのが正直なところです」

山野の言葉が続く。

 
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