フォルクスワーゲンの2021年ニューモデル導入計画が明らかに
2021.02.09 自動車ニュース![]() |
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2021年2月9日、オンライン発表会を行い、日本市場における昨2020年の総括と2021年の新型車導入計画などを説明した。
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今回、発表会に登壇した同社のティル・シェア代表取締役社長は、冒頭でグローバル市場におけるフォルクスワーゲンの2020年実績を報告した。グループ全体で930万5400台を売り上げ、これは2019年比で15.2%減になるという。
いっぽう現在注力している電動車においては電気自動車(BEV)が214%増、プラグインハイブリッド車(PHEV)が175%増となり、ドイツではBEVとPHEVを合わせて21万2000台を販売。EVのトップブランドであることをアピールした。
日本市場では新型コロナウイルスの影響もあり新車販売台数は昨年比で-22%となる3万6574台にとどまったものの、認定中古車販売が同+5%となり、さらに新車・中古車部門とも顧客満足度指数が向上するなど、明るい兆候も見られたという。
2021年の新型車については、フルモデルチェンジした「ゴルフ」「ゴルフヴァリアント」のほか、改良型「ティグアン」「パサート」「アルテオン」を日本に導入。ステーションワゴン「アルテオン シューティングブレーク」もラインナップに加え、6モデルを販売する予定だと発表した。
ゴルフは同年半ば、ティグアンとパサートは同年前半、アルテオンは年内に正式導入を開始するスケジュールであることもあわせてアナウンスした。
またティル・シェア社長は、同日に先行注文受け付けを開始した新型ゴルフに関し、「1974年の登場以来グローバルで3500万台、日本で90万台を販売したフォルクスワーゲンブランドの主力モデルで、SUVが人気の中心となりつつある現在にあっても、その重要性は変わりません。デジタル化・電動化・運転支援システムのすべてにおいて進化した最新の8代目では、あざやかなカラーリングのモデルを導入し、これまで以上に独自の世界観を伝えていきたい」と抱負を語った。
EVモデルの日本導入に関しては「2021年はEV導入までの準備期間ととらえ、販売ネットワークやインフラの整備を中心に実施。2022年にMEBプラットフォームをベースにした次世代車『I.D』を初投入し、2023年以降のバリエーション拡大を含めた本格導入を目指す」という。
(webCG)