インディアンが大型クルーザー「チーフ」のラインナップを刷新 新モデル3台を発表

2021.02.12 自動車ニュース webCG 編集部
インディアン・チーフ ダークホース
インディアン・チーフ ダークホース拡大

アメリカのインディアンモーターサイクルは2021年2月10日、大型クルーザー「チーフ」シリーズのラインナップを刷新。新型「チーフ ダークホース」「チーフ ボバー ダークホース」「スーパーチーフ リミテッド」の3モデルを発表した。

 
インディアンが大型クルーザー「チーフ」のラインナップを刷新 新モデル3台を発表の画像拡大
 
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チーフ ボバー ダークホース
チーフ ボバー ダークホース拡大
 
インディアンが大型クルーザー「チーフ」のラインナップを刷新 新モデル3台を発表の画像拡大
 
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スーパーチーフ リミテッド
スーパーチーフ リミテッド拡大
 
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節目の年にラインナップを刷新

チーフは1921年に初代が誕生したインディアン伝統の二輪モデルである。それから100年という節目の年に発表した今回の3モデルについて、インディアンは「アメリカンモーターサイクルの栄光の日々に敬意を表し、シンプルでありながらマシンとしての優雅なデザイン美学を兼ね備えたまったく新しいバイク」と説明している。

いずれも車体はシンプルなスチールチューブフレームで、エンジンには162N・mの最大トルクを発生する1890ccの空冷V型2気筒「サンダーストローク116」を搭載。「スポーツ」「スタンダード」「ツアー」の 3 つのモードを備えたライディングモードセレクターや、クルーズコントロール、ABS、LED式ランプ、キーレスイグニッションなどが標準装備される。

また662mmの低いシート高や304~335kgに抑えられた車両重量などにより、取り回しのしやすさや操作性のよさも追求。最上級モデルのスーパーチーフ リミテッドには、長距離ツーリングの快適性を高める、サドルバッグとウインドシールドも装備している。

キャラクターの異なる3モデルを用意

モデルによって大きく異なるのがスタイリングで、ベーシックなチーフ ダークホースは装飾をそぎ落としたミニマルなデザインを追求。ドラッグハンドルバーや19インチのキャストホイール、ミッドマウント・フットコントロール、スリムなデザインのヘッドライトバケット、ソロシートなどを特徴としている。

一方チーフ ボバー ダークホースは、戦後期にはやったという“ボブ&チョップ”のカスタムデザインを意識。ミニエイプハンガーハンドルバーとフォワード・フットコントロールによるアップライトなライディングポジションや、16インチのワイヤーホイールとファットタイヤ、カバー付きのフロントフォーク/リアショック、ナセルで包まれた大きなヘッドライトバケットなどが特徴となっている。

これら2車種に対し、スーパーチーフ リミテッドは快適さを重視して設計されたモデルとなっており、クイックリリース・ウインドシールドやブラックレザーのサドルバッグ、パッセンジャーパッド付きツーリングシート、フロアボード、クルーザーハンドルバーなどを装備。デザイン上ではナセル付きの大型ヘッドライトバケットや、プレミアムな外見を演出するフルクロームエキゾーストも他車との大きな違いとして挙げられる。

価格は、チーフ ダークホースのみカラーリングによって異なり、「ブラックスモーク」の場合は227万8000円、「アルミナジェイドスモーク」ないし「ステルスグレー」の場合は235万8000円。チーフ ボバー ダークホースは「ブラックスモーク/チタンスモーク/セージブラシスモーク」のいずれも257万8000円。スーパーチーフ リミテッドは「ブラックメタリック/ブルースレートメタリック/マルーンメタリック」のいずれも287万8000 円となっている。

新型チーフ ダークホース、チーフ ボバー ダークホース、スーパーチーフ リミテッドの日本導入は、2021年夏を予定している。

(webCG)

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