「ポルシェ911 GTS」の予約注文受け付けスタート 専用チューニングのシャシーを採用

2021.06.28 自動車ニュース webCG 編集部
ポルシェ911カレラGTS
ポルシェ911カレラGTS拡大

ポルシェジャパンは2021年6月23日、新型「911 GTS」の予約注文受け付けを開始した。

「911カレラGTS」(左)と「911タルガ4 GTS」(右)。
「911カレラGTS」(左)と「911タルガ4 GTS」(右)。拡大
ブラックまたはダークカラーのエクステリアパーツが特徴となる「GTS」モデル。最高出力480PSの3リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載している。
ブラックまたはダークカラーのエクステリアパーツが特徴となる「GTS」モデル。最高出力480PSの3リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載している。拡大
ステアリングホイールリムやドアハンドル、アームレストなどにマイクロファイバー素材の表皮が採用されている。
ステアリングホイールリムやドアハンドル、アームレストなどにマイクロファイバー素材の表皮が採用されている。拡大
「911 Carrera GTS」のロゴ入りドアシルプレート。
「911 Carrera GTS」のロゴ入りドアシルプレート。拡大
911タルガ4 GTS
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911 GTSは、タイプ997の時代に初めて設定された高性能パワーユニット搭載モデルで、「911 S」と「911ターボ」の間に位置するスポーティーバージョンである。クーペとフルオープンモデルの「カブリオレ」に加え、リアウィンドウやワイドなBピラーを残したままでソフトトップが開くセミオープンモデル「タルガ」の3つのボディータイプをラインナップ。クーペとカブリオレでは後輪駆動もしくは四輪駆動が選べ、タルガは四輪駆動のみの設定となる。

GTSのリアに搭載されるパワーユニットは、最高出力480PS/6500rpm、最大トルク570N・m/2300-5000rpmを発生する3リッター水平対向6気筒ツインターボ。これは現行型「911カレラS」と先代「911 GTS」を30PS上回る実力である。トランスミッションは、8段デュアルクラッチ式AT「PDK」と7段MT(「911カレラGTS」のみ)が設定されている。

チューニングされたシャシーの採用もGTSの特徴で、クーペとカブリオレには「ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)」を標準装備。標準モデルよりも車高が10mm低く設定されている。「911タルガ4 GTS」は、PASMを装備した専用シャシーとなる。

エクステリアにおいては、ブラックまたはダークカラーのディテールが911 GTSの特徴である。スポイラーリップやホイール、エンジンフードルーバー、ドアと車両リアの「GTS」ロゴなどがダークカラーとなり、オプションで、これらとその他のディテールをハイグロスブラックで仕上げたエクステリアパッケージを選択することもできる。ヘッドランプのリムとデイタイムランニングランプの周囲もダークカラーとなり、「ポルシェダイナミックライトシステムプラス(PDLS Plus)」を組み込んだLEDヘッドランプを標準装備している。テールランプはGTSモデルの専用デザインとなる。

シート中央部やステアリングホイールリム、ドアハンドルやアームレスト、収納ボックスリッド、シフトレバーなどがマイクロファイバー素材の表皮で仕上げられるインテリアもGTSの特徴である。「GTスポーツステアリングホイール」やモードスイッチ付き「スポーツクロノパッケージ」「ポルシェトラックプレシジョンアプリ」、タイヤ温度表示、電動4ウェイ調節機能を備えた「スポーツシートプラス」など、標準装備されるアイテムも充実している。

GTSの全モデルにおいて、左右のハンドル位置が選択できる。ラインナップと価格は以下の通り。

  • 911カレラGTS:1868万円(7段MT/8段PDK)
  • 911カレラ4 GTS:1974万円(8段PDK)
  • 911カレラGTSカブリオレ:2093万円(8段PDK)
  • 911カレラ4 GTSカブリオレ:2199万円(8段PDK)
  • 911タルガ4 GTS:2199万円(8段PDK)

(webCG)

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