ルノー・メガーヌ ルノースポール トロフィーEDC(前編)
2021.09.05 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師がマイナーチェンジしたルノーの高性能ハッチバック「メガーヌ ルノースポール トロフィーEDC」に試乗。かつてその2020年モデルを愛車として選んだ漫画界のレジェンドは、最新モデルをどう評価したのか。かつての愛車と同じボディーカラー
イメージカラーではあるが、実はプラス16万円の特別塗装色「ジョン シリウス メタリック」で塗られたメガーヌ ルノースポール(以下R.S.)トロフィーEDCから降りてきた池沢早人師先生。これまでの愛車はフェラーリやランボルギーニといったスーパースポーツから、ポルシェやマセラティ、ロータス、ランチア、AMG、アルピナと70台を優に超える大ベテランである。
その池沢先生がまず口にしたのは、試乗の感想ではなかった。
「僕ね、これとまったく同じメガーヌR.S.トロフィーを一時期持ってたんだけど……、今回のマイナーチェンジでどこが変わったのかな?」
ええと、「R.S.」と共通の変更点として、運転支援システムやマルチメディアシステム「イージーリンク」のアップデートのほか、エアコンのコントロールパネルのリニューアルなどがアナウンスされています。あとは「ルノー・マルチセンス」による運転モードの設定がこれまで以上に細かくカスタマイズできるようになり、エクステリアではリアのシーケンシャルウインカーなどが追加されたようです。
「なるほど。僕ね、2019年の暮れにこれと同じ色のメガーヌR.S.トロフィーを買ったんですが、実は3カ月ぐらいで手放しちゃったんですよ」
それはまたなぜ?
「いやぁ、たまにはハッチバックもいいかなと思って。FF車最速とうたわれたパフォーマンスや、1.8リッター直4ターボで300PSというただものではないスペックも気になったんです。実際に購入してみて、峠を走るとすごく気持ちいいことはわかったんですが、『じゃあサーキットを走らせてみるとどうなのかな?』と、その冬に筑波サーキットのコース1000でやっていた走行会に参加してみたんです。で、1本10分のスポーツ走行を計6本トライしたのですが……」
……そこで何が?
「6本走って、ベストタイムは41秒ぐらいだったはずです。でも、その6本目に『何か音がするな?』と思って見てみたら、フロント左側のタイヤがバースト寸前になっちゃってたんですよね」
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