マツダ・ロードスター990S(前編)
2022.07.22 谷口信輝の新車試乗 マツダが、いや日本が誇るオープントップスポーツ「ロードスター」。商品改良を受けた最新型はどんなクルマへと進化したのか。「さらに軽快な走りを追求した」という「ロードスター990S」を相手に、谷口信輝が確かめる。配置のしかたがいい感じ
「あれー、このクルマ、かっこいいじゃないですか」
マツダ・ロードスターの特別仕様車である990Sと初対面した谷口信輝は、まずそう語り始めた。
「僕はロードスターのなかでは先代のNCが好きなんですが、いま、このクルマ、なんか格好よく見えますねえ。このホイールのせいかなあ。ボディーの白とホイールの黒の組み合わせが、なんだかすごく似合っています。なんか欲しくなってきたなあ」
見た目だけで谷口にそう思わせるロードスター990Sも大したものだが、続いて谷口はこんな話を聞かせてくれた。
「実はね、ロードスターってR32『スカイラインGT-R』のホイールがバツグンに似合うんですよ。タイヤの幅は、GT-Rがたしか225だからこのロードスター(サイズは195/50R16)よりワイドだけれど、ホイール径はどちらも16インチなんですよ。車重もエンジンパワーも全然違うのに、面白いですよね」
そんなマメ知識を披露してくれた谷口に、続いて運転席に腰掛けてもらった。
「室内のサイズ的には、僕でギリギリですね。いまシートを目いっぱい下げていますが、それでも頭の上とかは、たぶんギリギリです。でも、ドライビングポジションは悪くありませんね。ステアリングの位置とかもいいし、ペダルも操作しやすい。あと、このクルマはサイドブレーキがセンタートンネルの運転席側に付いていますが、これって、マツダのスポーツモデルとしては珍しいんじゃないですか? たしかマツダは、手前側にサイドブレーキがあるとシフトが操作しにくいって考え方からサイドブレーキを助手席側に付けていたと記憶しているんですが、僕的にはこちらのほうがいい。なにしろ、ドリフトさせるときにサイドブレーキを引きやすいですからね(笑)」
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